ケムリクサ 「Episode.11」感想――記憶の葉がりんに見せた意外な過去とは
今回の満足度:5点(5点満点中)
(以下ネタバレ)
あらすじ
「記憶の葉」が見せる映像。それは、りりと呼ばれる少女とわかばそっくりの青年「ワカバ」との穏やかな日々だった。
地球を「プリントアウト」するのが役目だというワカバと、偶然に「複製」されてしまった少女りり。
りりはワカバによく懐いていたが、ワカバが仕事をしている間は一人で留守番の毎日だった。
りりは、ケムリクサの扱いに長けた少女だった。その才能は、ワカバも目を見張るほど。
だがその事が後々になって悲劇を生み出してしまうことに――。
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感想
壮大なネタバラし回だった。
話の構造としては、一話で終わるそこまで複雑でもないものだが……そこに至る物語を、10話使っても全く間延び感を感じさせず視聴者を楽しませてきた、たつき監督以下制作陣の演出力・構成力には恐れ入る。
異星人、あるいは別の世界からの来訪者であるワカバ。
彼が行っていたのは、地球の複製を作成し「文化財として保存」することだったようだ。
ケムリクサが健康維持に必要な点、暴走したケムリクサを止める為に、自らが緑色の芽となったらしい様子から、植物型あるいは植物の因子を取り込んだ生物、といったところか?
今のわかばは、ワカバから誕生した新芽=彼自身の完全なるコピーと考えるのが自然だろう。
りりの身の上は何やら複雑。
湖をコピーした時に一緒にコピーされたらしいが、その時点では元の彼女は死んでいて…‥ということは、たまたま溺死していた少女の複製、になるだろうか。
そして、ワカバを救う為に自らをケムリクサをコアとした存在にして……。
今回は、一挙に物語のあらましを見せつけられた訳だが、更にCパートで驚きの展開に。
一体どうなることやら。
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11話放送直後から、予約ランキング上位に上がっているようです。