たこわさ

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逆転裁判~その「真実」、異議あり!~Season2 第20話「華麗なる逆転 4th Trial」感想

逆転裁判 ?その「真実」、異議あり!? Season2 クリアファイルA

今回の満足度:4点(5点満点中)
(以下ネタバレ)

あらすじ

ゴドー検事から浴びせられた厳しい言葉。真宵が真犯人であるかのようないくつかの証拠。
そして成歩堂自身の辛い過去にも関わる、ある人物の意外な素性。
様々な要素が絡み合う中、成歩堂を真実を暴くことが出来るのか――。

感想

実の親子や姉妹が、お互いにそうとは認識しないまますれ違う……。
しかも真宵母娘については、もう言葉をかわすことすら出来ない。

時折、シリアスに過ぎる展開が飛び出す本作の中でも、今回のエピソードは群を抜いて深刻なそれに感じる。
未だ姿を表さぬ真宵が真実を知った時、どんな想いがその胸中を駆け巡るのかと考えると……心が痛む。

あやめとちなみが双子の姉妹、という点については原作の時も予想していたが、まさか春美の姉達であったとは、予想外だった。
アニメでは、ちなみと綾里家の因縁について伏線が強調されていたので、そこまでは辿り着いた方も多いだろうが、その先にあったこの真実については、流石に想像の埒外だったかと思う。

恐るべきはキミ子の執念。
たとえ娘達を犠牲にしてでも、我が子の誰かを家元に据えようという、おぞましささえ感じるそれは、最早「子を思う母の気持ち」ですらないだろう。

未だ真実も見えぬ中、成歩堂はこの事件にどんな決着を付けるのか?

ところで話は変わるが、本作の「霊媒」という点をあげて「ミステリじゃない」とのたまう一派がいるようだが、それについてはハッキリと「いや、ちゃんとミステリだろ」という言葉を突きつけたい。

今回も描かれたように、作中の霊媒にもいくつかのルールがあって、それが明示されている。
決して「何でもあり」ではなく、あくまでも論理的帰結として真相や真犯人が導き出せるようになっているわけだ。

そういった作中で明示されたルールも読み取れず、ただ「霊媒」という現象だけに気を取られて論理構造を読み取れない人間の意見は、一顧だに値しないことを、ここに申し添えておきたい。

原作ゲームはこちら

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