たこわさ

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revisions リヴィジョンズ Case4「第1次帰還計画」 感想

revisions リヴィジョンズ(1) (シリウスKC)
コミック版も発売の模様。

今回の満足度:5点(5点満点中)
(以下ネタバレ)

あらすじ

リヴィジョンズから秘密裏に接触を受けた区長は、彼らの提示した条件――一部の人間の2017年への帰還という餌に食いつき、黒岩やミロに諮らずに独断でそれを受け入れてしまう。

一部とは言え、帰還出来る人間がいるということで、市民達も区長に賛同。
ストリング・パペットの譲渡という武装解除同然のリヴィジョンズからの条件も、あっさり受け入れられてしまう。
大介は一人異を唱えるが、彼の乱暴な言動が人々に受け入れられるはずもなく、聞く耳を持ってもらえない。

だが、区長の行動に異を唱えているのは大介だけではなかった。
ミロから情報を聞き出した黒岩は独自の行動を開始。同じく、現状を危ぶんでいた剴達も加わり、大介達は一計を案じることに――。

感想

区長が予想以上の無能ぶりで、大介のダメさが霞んだくらいだった(苦笑

流石に区長の取り巻きも無能だったり、ミロにけしらかんこと(隠語)をしようとしたりと、少々都合が良すぎるくらいにバカな行動をしていたのが気になったが……非常事態時に強い立場立った人間には、一定割合でああいった手合が出現するもの。
ある意味で自然な人間の描き方かも知れない。

さて、大介のおじや慶作の母親がリヴィジョンズにさらわれてしまったが……その代わりに大介達は市民の支持を得ることになった。
しかしながら、あんな見事な手のひら返しが信に足る訳もなく、今後また大介達に不利な出来事が起これば、彼らはあっさりとヒーローの座から転落する。

果たして、大介がどのくらいそのことを理解しているやら……。
おじ達を守れなかったことを悔しがる彼の姿が、偽物ではないと信じたいところ。

今回はまた、ミロ達や渋谷の街がどのように時間移動をしているか種明かしがされた。
あの理論だと、そもそも大規模な歴史改変は無理なような気もするが……理論のコアの部分は、おいおい説明されていくのかも知れない。

そして思いの外早く、ミロへ「過去の大介達の救出」ミッションが与えられた。
まだ、現時点では過去のミロが大介達に残した言葉の真意は分かっておらず、おそらくは彼女が過去に移動するまで一悶着もニ悶着もあるのだろうが……不安しか無い(苦笑