宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち 第十六話「さらばテレサよ!二人のデスラーに花束を」感想――キーマンの選択は?
今回の満足度:4点(5点満点中)
(以下ネタバレ)
あらすじ
古代達の救出に来たはずのキーマンは、デスラーに降った。
ヤマトも、キーマン達が仕込んだ「反波動格子」の作用により波動エンジンが停止し、航行不能に。
デスラーの大艦隊を前に、絶体絶命のピンチに陥ったヤマト。
だが、キーマンにはさらなる思惑があった。
ある迷いを抱えたままのキーマンは、一人テレサのもとを訪れるが――。
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感想
キーマンに対して「また裏切るんかい!w」とツッコミを入れそうになってしまったが、彼には彼の苦悩があったことは理解も出来る。
デスラーの真の意図を知り、彼の味方をしたいと感じたこともキーマンの本心であったのだろう。
その一方で、彼が自身に課した「ガミラスの真の民主化」という使命、そして何よりヤマトクルーと築いた友情も捨てがたいものだった。
究極の二択を前に、テレサという頂上の存在に救いを求めたキーマンのことを、笑えるものなどいるだろうか?
まあ、視聴者としてはわずか数十分の間にコロコロ態度を変えたようにも映ってしまうだろうが(苦笑
ヤマト、デスラー、そしてキーマン達の「縁」を結び、消滅したテレサ。
果たして彼女が言うように、彼らをつなぐ「縁」がガトランティスを倒す流れを作り出すのか……現段階では、まだ勝利への道筋は果てしなく遠いように見えるが。
今回のエンディングは神田沙也加さんの歌う「月の鏡」。