たこわさ

アニメやゲーム、映画・本などのレビュー・感想・情報を中心にお送りする雑多ブログ。

2018年アニメ総括未満の何か

今年も面白かった作品、気に入ったキャラクターやエピソード、OP/ED楽曲&映像に(勝手に)「賞」を贈りつつ振り返ってみたいと思います。

優秀作品賞

今年は続編、新作、メディアミックスもののいずれもバランスが取れていた気がします。
……ただ単に作品の絶対数が多かったので当たりも大きかった、というだけかもしれませんがw
私的にはシュタゲゼロにNo.1の称号をあげたいと思います。

男性キャラクター賞

岡部倫太郎(シュタインズ・ゲート ゼロ
我らがマァッドサイエンティスト! オカリンは健在だった! 前半の苦しみ悶える姿も含めて、やっぱり魅力的なキャラクターだったな、と実感。
烈海王(バキ)
やっぱりバキは烈海王が輝いている時が一番面白かった……。

女性キャラクター賞

シルーカ・メレテス(グランクレスト戦記
腹黒ヒロインかと思いきや、純情チョロインでしたw テオ様とお幸せに。
比屋定真帆(シュタインズ・ゲート ゼロ
紅莉栖が不在の中ではまゆりのワントップ・ヒロインかと思いきや……八面六臂の大活躍の比屋定さんに痺れた! シュタインズ・ゲート世界線では報われてて欲しい。

ベストOP賞

楽曲と映像のクオリティ・親和性が高いものをピックアップ。

「春が来て僕ら」(3月のライオン
UNISON SQUARE GARDENさんの歌はもちろんいいんだけど、映像がね……本編の辛さとあわせてベストマッチ。

「ファティマ」(シュタインズ・ゲート ゼロ
飛ばせないOP。毎回、紅莉栖を救えなかった岡部の苦しみを再確認する儀式みたいなものでしたw

ファティマ

ファティマ

ベストED賞

「World-Line」(シュタインズ・ゲート ゼロ
物語が盛り上がったところで、今井麻美さんの歌声とキメッキメの助手が出てきて「やられた!」という感じでした。

World-Line

World-Line

「LAST GAME」(シュタインズ・ゲート ゼロ
シュタゲゼロからは前期EDも。毎回「ここで引くのか!?」というバッチリなタイミングでエピソードが終わって、それでこの歌と映像が流れるという、最高の演出でした。

LAST GAME

LAST GAME

「月と花束」(Fate/EXTRA Last Encore)
本編のアニメとしてのクオリティは酷かったですが……EDの一枚絵演出には何度目頭が熱くなったことか……。

月と花束

月と花束

ベストエピソード賞

シュタインズ・ゲート ゼロ 第23話「無限遠点のアークライト」
「こう来るか!?」と驚かされた最終回。前日譚なのにきちんと「終わり」を見せてくれるとは思いませんでした。鳳凰院凶真は最高。
ヴァイオレット・エヴァーガーデン「第10話」
母がどうしても届けたかった娘への想い。それをきちんと受け止めて母娘を見守ったヴァイオレットの姿にもらい泣き。
Fate/EXTAR Last Encore 07「誰かの為の物語―ナーサリー・ライム―」
本作で唯一、脚本、作画、演出がきちんと噛み合っていたエピソード。前編このクオリティでやってくれていれば……。
色づく世界の明日から #13「色づく世界の明日から」
アクロバティックなことやらないできちんとした「最終回」になっていました。

零化域のミッシングリンク

最後に

今年も新作アニメが多く豊作と言える年でしたが……その一方で「万策尽きた」感が序盤から漂うアニメも多く、業界全体が疲弊している雰囲気を感じました。
今回挙げなかった作品の中にも、「予算と時間さえあれば傑作になっただろう」と感じた惜しいものも多く、そういった意味では危機感を覚える年でもあったのかな、と思います。

2019年にはもう少し状況が落ち着いていればよいのですが。
粗製乱造が原因で業界自体が沈む、といった事態は避けてもらいたいところ。

平成が終わる来年にアニメ業界も終わりの始まりが……だなんて洒落になりませんので、業界のお偉方の方々にも危機感を持って舵取りにあたってもらいたいと思います。

それでは、来年も素敵なアニメライフを送ることが出来るよう願いつつ……皆様、良いお年を!


TVアニメ『シュタインズ・ゲート ゼロ』オリジナルサウンドトラック

*1:アニメとしては下の下、脚本は最高とご理解ください。