たこわさ

アニメやゲーム、映画・本などのレビュー・感想・情報を中心にお送りする雑多ブログ。

終末のイゼッタ 第10話「魔女の鉄槌」感想

【Amazon.co.jp限定】終末のイゼッタ Vol.1(全巻購入特典:オリジナル歴史解説本引換シリアルコード付)(エイルシュタット国債&1巻購入者イベントチケット優先申込券&全巻購入者イベント優先申込券付) [Blu-ray]
今回の満足度:5点(5点満点中)
(以下ネタバレ)

あらすじ

イゼッタは「真実の白き魔女」ゾフィーに破れ、それに呼応して攻め寄せたゲルマニアの大軍によりランツブルクはあっという間に陥落してしまう。フィーネは民や部下達を残す悔しさを滲ませながらも、近衛だけが知る秘密の地下道で逃げ延びる。同じ頃、傷つき倒れたイゼッタはゲルマニア兵に囲まれ、捕縛されようとしていた。ハンス達残存兵は命がけでイゼッタを救出し、なんとかフィーネの元へと連れ帰ることに成功する。
イゼッタという反抗の象徴を打ち倒した事を世界中に喧伝したゲルマニアは、その勢いに乗じて周辺諸国への一斉作戦を開始、ゾフィー率いる航空部隊がブリタニアへの空爆を開始し――。

感想

祭り上げられた英雄が破れた時、人々が取る行動というのは限られている。その一つが、今まで散々利用し頼ってきた事も忘れてすべての責任を英雄に押し付け憎み始めるという理不尽な展開だが、エイルシュタットの兵達は恩義を忘れるような鬼畜ではなかったようだ。命をかけて彼女を取り戻すべく戦った人々の高潔さこそ、英雄と呼ぶに相応しいものだろう。

彼らとは対照的に、ゲルマニア皇帝はゾフィーの力も自分の力の内と考えているのか、やや増長しているように見える。副官の意味深な表情や、祖国に尽くしてきたベルクマンへの手のひら返しはあからさまな負けフラグになっており、彼の最後が今から目に浮かぶようだ。

ゾフィーは予想通りというかなんというか、クローンである上に魔石による副作用で肉体はぼろぼろな様子。長期戦になれば不利……と思っていたら大量のクローン体が準備されていて、ゲルマニアの向こう見ずさ恐るべし、といった所か。所でそのクローン体、おひとつくだ(以下自粛

前回見せたジークの意味深な表情は、予想通り「白き魔女」の真実と魔石の存在を知っていた事によるものだったが、まさかジークの先祖がゾフィーを陥れた一派だったとは意外。最終的にイゼッタに魔石を渡す決意を固めたようだが、逡巡があった所を見るに、彼も口でいうよりは冷徹になれていない様子。もしかすると、ゾフィーと対峙して自らの家名を明かして彼女からのヘイトを一身に集める作戦まで考えているかも……?

cross the line

cross the line