たこわさ

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僕だけがいない街 第八話「螺旋」感想

今回の満足度:5点(5点満点中)
(以下ネタバレ)

あらすじ

廃バスに隠れ潜みじっと時を待つ雛月だったが、ある晩、不審な男がバスに乗り込んできてしまう。幸いにして男は雛月に気付かず去っていったが、男が残していった段ボール箱の中身を見た悟は絶句する。そこにあったのは「以前の世界」で雛月殺害に使われたとされる道具の数々だった。まだ事件は、犯人は雛月から遠ざかっていないと感じた悟は次なる一手として母・佐知子を頼る事に。
悟の不審な行動の裏に雛月を救う目的がある事を察していた佐知子はすんなりと受け入れてくれて、雛月は悟の家で預かる事になった。担任教師の八代の協力も得、いよいよ雛月を救う為に最後の一押しが行われようとしていた――。

感想

相変わらずの勘の良さと手回しの良さが何とも佐知子らしいと思いつつ、彼女は優秀であるがゆえに詰めが甘い所がそれが未来で「真犯人」に殺される結果を招いている訳で、同時に不安も募る展開。特に、2006年の描写を見る限り一番怪しいのは佐知子が頼りにしている八代なので……。杞憂に終わってほしい所だが。
雛月が温かい朝食を前に思わず嗚咽を漏らしてしまった件には不覚にも目頭が熱くなった。単純に彼女の境遇への同情心というのもあるが、一回目のリバイバルでの悟の姿が重なった事もある。
ケンヤとヒロミも相変わらず頼りになる仲間だが、まだ「真犯人」と彼らを結ぶ線が無くなった訳ではなく、特にヒロミにはまだ命の危険があるようにも思える。今度こそ救われてほしい。