たこわさ

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僕だけがいない街 第七話「暴走」感想

今回の満足度:5点(5点満点中)
(以下ネタバレ)

あらすじ

警察に連行される最中、自分を眺めほくそ笑む「真犯人」の姿に気付いた悟は、初めて自分の意志で「リバイバル」を起こす事に成功し、気付くと再び小学生時代に戻っていた。「これを最後のリバイバルにする」と強く誓った悟は、以前よりもなりふり構わぬ手段を駆使して雛月の命を救おうとするが、その悟の姿に違和感を覚える人物が身近に――。

感想

ある意味で慎重すぎた前回から一転、大胆な作戦を次々に実行に移す悟の極端さは、彼の長所でもあり短所でもある、と言った所か。比較的冷静なケンヤや雛月のような人間が彼のそばには必要なんだな、という事を痛感させられる。
ケンヤはあまりにも察しが良すぎるな、と思いつつも、そんな彼も問題に気付いていながらも何もしない、何も出来ない人間であるという事が示され、それが何だかんだ言っても「実行」出来てしまう悟への憧れに近い友情へと繋がっているのだと思うと、彼らはなるべくして友達になったのだな、とある種の感慨を覚える。
悟がヒロミを仲間に引き込んだのは、仲間達の中では彼がケンヤに次いで頭の回る人材だという事、そして「真犯人」に狙われる運命にある彼を事態に巻き込む事によって逆に守ろうという意図があるのかもしれないが、彼の「頼ってもらえてうれしい」というような態度からはちょっと悟に対しての過剰や友情を感じてしまうのだが……穿ち過ぎだろうか?w
そして今回も最後の最後、気になる所で引くという……相変わらず憎らしい演出。次回が待ち遠しいが、再び惨劇が起きてしまったら、観ている方としては心が持たないような気も。