たこわさ

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Dimension W File.07「過去からの呼び声」感想

今回の満足度:5点(5点満点中)
(以下ネタバレ)

あらすじ

若き日のマブチが出会った少女・雅。やがて恋人同士となり将来を誓い合う二人だったが、雅の体は不治の病に侵されつつあった。義体研究の権威である百合崎セイラ博士ならば雅を延命できるのではと考えたマブチは彼女に直談判に向かうが、その際に博士のボディーガードに身体能力の高さを見い出され、代わりに雅の手術への便宜を図る事を見返りとしてニューテスラの特殊部隊「グレンデル」へ入隊する事になる。
グレンデルの仲間達と順調に任務をこなしつつ、雅の手術の計画も進み、マブチの未来は明るいかに思われたが――。

感想

マブチ達の未来を明るく照らすはずだったコイルが、逆に彼から全てを奪っていった。これでコイル嫌いにならなかったら嘘だな、と思える位に納得の過去。マブチがアルベルトをぞんざいに扱う風なのは、恋人(妻)と信頼できる仲間というかけがえのない存在を一度に失った過去を否応なく思い出させる存在だからか。
百合崎セイラ博士とマブチの間には浅からぬ縁があり、そんなマブチのもとにセイラ博士の「娘」とも呼べる存在であるミラがやって来たというのは何とも因果な話。マブチが必要以上にミラを嫌いつつも、どこかで彼女の保護者らしい行動をとっているのは、彼自身不思議な縁を感じているからなのかもしれない。
セイラ博士にとって手術の失敗は色々な意味で痛手だったに違いなく、その事がミラの誕生の一端になっているのかもしれない、等と妄想すると更なる因縁を感じるが、流石に穿ち過ぎだろうか。