ルパン三世　第3話「生存率0,2%」感想

今回の満足度：2点（5点満点中）
（以下ネタバレ）

あらすじ

不二子へのお詫びの印として「マリー・アントワネットの首飾りの欠片」を盗み出そうと企むルパン。首尾よく首飾りの欠片を盗み出したものの、別行動をしていた次元がMI6の凄腕工作員ニクスに捕えられてしまう。
更にルパンも捕えようと追跡を始めるニクス。地下水路を使い巧みに逃亡するルパンだったが、ニクスはルパンの行動を予測していたかのように行く先々で待ちかまえており――。

感想

何でイタリアで発見された財宝をMI6が取り返そうとしているのかさっぱりわからないのですが。自国の皇太子が首飾りの欠片を見に行く予定だったからメンツが懸かっている、という論理は分かるようでいて全く分からん。首飾りの欠片が発見されたのは現地だし、盗んだのは中世のイタリア系詐欺師だし盗まれたのはフランス王妃だし。イギリスのイの字もないぞ（笑
ニクスについても、彼の立場なら何度かの警告を無視された後ならばルパンを射殺した方が手っ取り早いはずなのにそれもせず無駄口を叩いて結局ルパンの時間稼ぎを許してしまっているなど、あんまり優秀さは感じないというか。エコーロケーションで追跡ってトンデモもいい所だし。デアデビルより凄いぞニクス！とか拍手すればいいんだろうか？モデルは多分、ダニエル・クレイグなんだろが007とも似ても似つかないし。
ルパンがレベッカを利用して「保険」をかけていたという件も、そもそもMI6と揉める事になるなんて分かってなかったはずなのに皇太子をダシに使うとかもはや意味不明。

なんというか、脚本が致命的に悪い。作画・演出は好きなんだけれども。