たこわさ

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アクエリオンロゴス 第1話「叫べ! 創声合体」感想

(以下ネタバレ)
あらすじまとめは割愛。
いきなり「アクエリオンLOVE」が始まり、事前情報は全てブラフだったのかと思いきや、どうやらファンサービス的なプロローグ部分だったようで、むしろ少し残念。「アクエリオンEVOL」のキャラクター達のその後が示唆された点も嬉しいが、何より不幸な死を遂げたジンと彼の死を引きずるユノハにある種の救済がもたらされた件に思わず感極まってしまった。一部で熱い支持を得ていたジンに対しての、これは制作側の感謝の証なのかもしれない。私的にもジンは好きなキャラクターだったので、これは素直に嬉しい。

さて、このまま「いい最終回だった」と行きたい所だが、当然の事ながら「アクエリオンロゴス」の物語はこれから始まる。

良い意味でも悪い意味でも「上級者向けアニメ」と評される事もある本シリーズ、そのアクの強さは健在なようだ。まず、キャラクターデザインが今までのシリーズから大きく方向性を変えており……正直「ダサい」と感じた。特に主人公・陽は美形でもなくかといって三枚目でもなく、捉えどころのない「変な髪型の電波キャラ」という印象。最も、これで主人公が所謂イケメンだったなら「俺はフリーしか泳がない」とか言い出しそうな雰囲気になってしまいそうなので、これはこれで英断なのかもしれない。
ヒロインについては、他のキャラクターよりもサッパリしたある意味「現代的」なデザインの舞亜はむしろ好感が持てるが、80年代アイドルを極大化したかのようなもっさり頭の心音については何ともモヤモヤとした印象を受ける。すらっとしつつも所謂「ボン・キュッ・ボン」な体型である舞亜に対し、全体的にぽっちゃりとした心音のデザインは非常に対照的な印象。
第一話の時点では陽の突出した能力が目立ち、ともすれば所謂「俺Tueeeee!」作品のような印象も受けるが、本シリーズは合体による能力変化よろしくそれぞれのキャラクターにしっかりと見せ場が作られる傾向にあるので、出来ればその伝統を守ってほしい所。