たこわさ

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ニセコイ: 第四話「ハハオヤ」感想

原作既読。第一期視聴済み。
(以下ネタバレ)

あらすじ

千棘の母・華の臨時秘書としてこき使われる楽。千棘の「イブを一緒に過ごしたい」という願いを無碍にした華への反感から、楽はバリバリと仕事をこなす。そして、「自分が働くことでスケジュールが空くのなら千棘とイブを過ごしてほしい」と頼み込む。しかし、華の答えは芳しくない。楽は業を煮やし次なる言葉を紡ごうとするが――。


感想

「高級ホテルのスイートルームだよ!」の件は原作でも爆笑した所ですが、アニメでもかなりキました。特に、小野寺さん達の顔芸がw


娘と同じく優秀だけど不器用なツンデレさんであった華さん。そりゃあ楽も思わずツッコミビンタかましますわな。というか、楽が女性をひっぱたくのってすごく珍しい。逆は沢山あるけど。まあ、無遠慮にツッコミを入れたくなるほどに、この母娘のすれ違いがもどかしかったのでしょうな……。
そういえば楽は今回、自転車窃盗もやらかしてますな……。まあ、「あとで返します」というフォローとか、ママチャリで物理を超越した長距離移動をしてたという漫画的表現の中でのことなので、目くじら立てる方がおかしいのでしょうが。そういう「コメディだから」という文法を理解しない狭量な向きも多いでしょうから、少しくらい配慮した方が良かったかも。

それはさておき。

千棘母娘の和解シーンもコミカルなノリを最後まで貫いてくれて、変な感動ものにしなかった所も私的には高評価。そのおかげでしっとりまったり母娘の交流を見守る気分になれたり。

さて、楽達が「ニセモノの恋人」である事をちゃんと見抜いていた華さんですが、楽の千棘に対する想いまでもが「ニセモノ」なのか? と含みを持たせる言葉を残していきました。そもそも楽は他人の為に粉骨砕身出来る人間ではありますが、千棘に対するそれは確かに他の人間以上なんですよね。ただまあ、もし華さんが小野寺さん辺りを目にしていたらまた感想は変わったのかもしれませんがw

しかし、今回はストーリーとノリは良かったのに人物作画が死んでましたね。なんかも、これはこのアニメの持ち味なような気がしてきました。