(以下、ネタバレ)
姉から送られてきた最後の写真が撮影された場所に、偶然辿り着いたトキムネ。そこには、何故かサモンジ隊長の姿もあった。彼にとってそこはトキムネの姉との思い出の場所だったのだが、当のトキムネには何故かその事を黙っているのだった。一方、インゲルミア軍の奇襲作戦の為、ベルハルスに潜入していたリヒトフォーヘンは遂に行動を起こし――。
隠密行動がダダ漏れになっていた上に、まだまだ新兵同然のトキムネにしてやられるリヒトフォーヘンさんが哀れすぎてワタクシ涙が止まりません(苦笑)。
まあ、今回のエピソードだけみれば、些細な情報でも漏らさないようにアンテナを張り、常に先の一手を考慮した作戦を迅速に組み立てるサモンジ隊長の辣腕と、アルジェヴォルンを使いこなしつつあるトキムネの頼もしい成長ぶりという二つの要素が楽しめなくもなかったのですが、いかんせん今までの話の構成がひどすぎて「ここに来て突然パワーアップ」した感が否めません。
まあ、おそらくはアルジェヴォルンがシステム更新された結果、何らかの隠しシステムが発動し驚くべき性能を発揮しつつある、という事なんでしょうが。トキムネとアルジェヴォルンのリンク値がジェイミーもびっくりする数値になっていたようですし、あれですかね、アルジェヴォルンはパイロットの意志をダイレクトに駆動系へ伝えるシステムではなく、逆にパイロットをアルジェヴォルンのCPUとして酷使するシステムなんだったりするんですかね? そのうちトキムネの心身に副作用がみられるようになりそう。
上記の通り、ようやく面白くなってきたんですが、どうしても初期の印象が悪すぎて、作品全体として「面白い」とは感じられないんですよね。実は今回も、エースであるはずのリヒトフォーヘンが凡ミスで味方を失っているという少々あり得ない展開もありましたし。なんとも片手落ちというか。
あと、微妙にキャラ作画が崩壊気味でしたが、ジェイミーの崩壊寸前のふくれっ面はむしろいつもより可愛くて二重の意味で困ってしまったりw
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