たこわさ

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白銀の意志アルジェヴォルン 11「拳(いかり)」感想

(以下、ネタバレ)
この手の軍隊が舞台のロボットアニメでは、主人公が上官を殴る展開と言うのは決して珍しくはないのでしょうが……ここまで主人公に感情移入できないこの手のシーンは正直初めてですわw
サモンジ隊長がトキムネが自分に怒りをぶつけるように仕向けていたのは明らかな訳ですが、それにまんまと乗ってしまうトキムネの小ささときたら……。しかも、トキムネはサモンジ隊長に心酔に近い信頼を寄せていて、それが裏切られたような気がして殴っている面もあるわけですよね。まるで大人に甘える子供そのもの……。
意外なのは、副隊長もサモンジ隊長と過去を共有していた事。サモンジ隊長はトキムネの姉とただならぬ関係だった節がありますから、彼女を失ってしまったサモンジを支えたいという想いが現在の副隊長の立場に繋がっているのですかね。
しかし、サモンジ隊長達が関わっていた実験は、あからさまにアルジェヴォルンに関係していそうな空気を感じさせますが、そうなると第一話でトキムネが暴走したのもサモンジの計算通りだった、という可能性も出てくるわけで。……やっぱりこのアニメ、見せ方とか伏線の張り方で物凄く損しているよな、と再認識。