たこわさ

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マギ The kingdom of magic 第25話「おかえりなさい」感想

原作既読。
(以下ネタバレ)
シェヘラザードの最後の力によりルフを補充した金属器使い達が一斉に極大魔法を放ち、遂に「依り代」に大ダメージを与えることに成功する。弱体化した影響で「依り代」の核となった人物――モガメットの迷いがそのまま「依り代」を不安定な状態にする。アラジンはモガメットを救うべく、彼の養女でもあるヤムライハと共に「依り代」の中心へと向かうが――。

ヤムさんとモガメットとの別れでウルウルきて、マルガの「おかえりなさい」で涙腺崩壊つД`)・゚・。・゚゚・*:.。..。.:*・゚
「娘」や全ての人々の未来の為に堕転した魂達を引き連れて自ら去っていったモガメットと、自分が転生するのではなく「息子」のティトスをマギとして蘇らせたシェヘラザード、双方の親心が光りました。
モガメットはやり方こそ間違ったものの、沢山の人々を救ったのは事実であり、彼が捨てられなかった魔術師とそうでないものの間にある見えない「壁」が、実は彼自身の心が作り出していた事を悟り、後の世代にはそれらを残さないように自ら穢れを一身に受けて去っていった。彼の残したものが果たしてマグノシュタットの人々に正しく伝わるのかどうかは、まだ沢山の時間を経ないと分かりませんが、シンドバッドと紅炎のやりとりからは、少なくとも征服者による支配を受けることなく、マグノシュタットが復興の支援を受ける事が示唆されており、モガメットの「子供達」の未来が暗く閉ざされる事はなさそうですね。

シンドバッドと紅炎の互いの腹の探りあいにより、直接戦争も回避出来そうだし、世界はアル・サーメンの思い通りにはならない、と思いたい所ですが、何やらジュダルと白龍が画策しているようで、今後も争いの火種は尽きないのか……。白龍は完璧に堕ちちゃいましたね。そんなにモルさんにフラれたのがショックだったか(違

今後もアラジンとアリババ君・モルさんの前には沢山の苦難が待ち受けている事でしょうが、新たに身に付けた力、出会った人々と力をあわせてきっと乗り越えてくれるでしょう! 非常に面白い第二期でした。原作のストックが溜まった頃に第三部が始まる事を楽しみにしつつ……。