たこわさ

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マギ The kingdom of magic 第16話「残された命」第17話「宣戦布告」感想

原作既読。第一期視聴済み。
(以下ネタバレ)
モガメットが語るマグノシュタット建国の真実――魔導士達の苦難の歴史息をのむ学生達。そんな中、ティトスとアラジンは五等許可区の事を挙げモガメットに反論するが――。
魔導士の身の上を案じるモガメットの心は間違いなく「善」に属するものであり、彼を取り巻くルフ達にも一編の曇りも見られない。だからこそ教師達も学生達も、多少の疑問を感じながらもモガメットへの信頼の方が遥かに大きいため、マグノシュタットの真実を受けれてしまった。けれども、アラジンだけは違う。彼の目には、モガメットが非魔導士を人間として全く見ていない事、魔導士の幸せの為にそれ以外の者達に災いが起ころうとも知った事ではないという本心がはっきり映っているし、また、かつて在った世界が魔導士とそうでないものとに分かれたことによって滅亡してしまった事を知っている
とはいえ、寿命が尽きようとしているティトスの為にレーム帝国に宣戦布告したモガメットもそれを支持する魔導士達も、善意によって動いている訳で。確信犯とも言える彼らの心を動かすために、アラジンは一体何をすればいいのか……。レーム帝国の軍船には彼の「友達」であるアリババ君の姿も見えますが、たった二人で戦争を止められる訳も……いや、その為のマギと金属器使い、か。

今回はティトス君の秘密が明かされましたが、原作でも思わずもらい泣きしそうになったこの屈指の欝エピソードをアニメでも実に丁寧に描いてくれて嬉しい(?)限り。本当に一期と違って二期は原作愛すら感じますな。