たこわさ

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バディ・コンプレックス 第4話「決断の時」感想

(以下ネタバレ)
敵機のパイロットがヒナであることに気付いた青葉は彼女に呼びかけるが、その不用意な行動がディオとリーを危険にさらしてしまう。ディオは強く青葉を責めるが、リーや他のクルー達は青葉が図らずも自分達の危機を救ってくれたこと、そして軍人でもないのに命をかけて戦ってくれたことから、青葉への接し方を変えることはなかった。青葉は、自分が置かれた状況と自らが為すべき事を見出すために、実家があるはずの場所を訪れるが――。

青葉のうじうじ悩まないで現状を把握し受け入れる能力と、分からないものははっきりと分からないと答える潔さは、ただ状況に流されるだけだったり無理矢理な理由を付けて自分を誤魔化したまま戦い続けるような、近年のロボットアニメにありがちな主人公でないので、観ていて不快になることがないのが素敵です。ただ、ヒナが敵だったという現実を前にしても、敵機を撃墜=パイロットを殺す事にためらいを見せないばかりか、むしろ「やった!」というガッツポーズ的な反応を示す辺り、順応しすぎなきらいもありますね。
そういえばヴァルヴレイヴも敵機を撃墜する事にためらう描写が殆どありませんでしたが、このまま同じ方向に進むのだけはやめていただきたいな、と(笑)
ディオの青葉に対する不信感からカップリングシステムが起動しない、という件は今回だけじゃなく今後にも二人の利害不一致でシステムが使えない状況がやってくる伏線のようにも思えますが、第一話のヒナの口ぶりからすれば、この先ディオと青葉は傍から見ても信頼しあったパートナーと映るような関係になることが伺えますから、案外このまま仲良くやっていくのかも。
ディオが実家(父親)と微妙な関係にあることが示唆されましたし、案外青葉のお陰でディオの抱える悩みが解消までいかなくとも軽減されるかどうかして、二人が信頼しあう仲になっていくのかも。