たこわさ

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ハマトラ File-03「持つ者、持たざる者」感想

(以下ネタバレ)

青少年保護健全平等協会という団体の理事・伊藤から、ミニマムホルダー育成機関であるファクルタース学園のスキャンダルを掴むよう依頼が来た。ミニマム能力持つか持たざるかによって子供達の将来に雲泥の差が出てしまう今の世の中に対して不公平だと主張する伊藤に対し、ナイスは冷めた視線を送り依頼をムラサキ任せにしてしまう。一方、アートは協会から不透明な流れで薬品を譲り受けている人物に接触を図るが――。

アートがファクルタース学園の出身でありながらミニマム能力を持っていない、というのは意外な事実。もちろん、ナイス達はその事を知っているのでしょうが、それでも腫れ物に触るような扱いをせずに「仲間」と認識してくれていることが、逆にアートのコンプレックスになっているようで。
ただ、アート自身もナイス達の事を仲間だと思って一定以上の親愛と信頼を向けているわけで、今回少し不安定な状態になったのは、プロフェッサー・モラルによる「触診」が効果的過ぎただけなのかも。

ただまあ、ナイスは常に相手を弱者扱いしないで対等に扱ってくれますが、それでもやっぱり存在が秘匿されるほどに強力なミニマムホルダーたる彼に諭されて、逆にコンプレックスを刺激される人間も出てきそうなものですが……。ああ、むしろモラルこそがそんな存在なのかもしれませんね。