東京レイヴンズ 第15話「DARKNESS EMERGE -邂逅-」感想

東京レイヴンズ 第1巻 (初回限定版)(書き下ろし文庫小説(東京レイヴンズ lost-girl with cat)+イベント応募券付き) [Blu-ray]

原作未読。
（以下ネタバレ）
蘆屋道満との戦いは終わった。だが満身創痍の大友は入院、陰陽塾も多大な被害を被り、春虎達塾生は一時祓魔局の支部で講義を受ける事に。そんな日々の中、春虎は大友と道満とが見せた陰陽術の極みに心奪われたままで――。

春虎が最高レベルの陰陽術を見てしまったことで、自身もより高みへ辿り着きたいと思わずにいられない事は、ただ単に興奮して背伸びをしたくなったという子供じみた願望と言うよりは、まるで道満がかつて陰陽道の闇へと春虎達を誘った事への返答のように思えてしまいちょっと不安ですね。まあ、ただ「本物」に触れた事で春虎の中で陰陽道に対する意識が変わっただけ、ともとれますが。

さて、前回ラストで道満の式（自称弟子）である事が判明したすずでしたが……どうやら彼女が早乙女涼その人であることは間違いなさそうですね。転生し子供の姿となった道満を伴って向かおうとしていたのは大友の所でしょうし、大友や小暮が彼女の事を尋ねられた時に物凄く微妙な反応を示していた事から、非常に曲者な人物である事は伺えますし、すずが大友に会わなくてすんで「よかった」ともらしていたことから無関係ではないでしょうし。
大友達三人の間に一体何があったのかは興味をそそられますね。

さて、遂に呪捜部部長天海が双角会を一網打尽にするための一斉作戦を開始しましたが……部長、横の石田、横の石田が黒幕ですよ！ と言う事で無残な結果になる事が目に見えているのでハラハラドキドキな展開です。まあ、天海自身の言葉で「人の言う事を真に受けている間は一人前にはなれない」というのがありましたから、もしかすると気付いた上で泳がせているのかもしれませんね。

新キャラクター・相馬多軌子についても色々と気になりますが……まああの出会い方は十中八九敵でしょうねｗ