たこわさ

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東京レイヴンズ 第13話「Black Shaman ASSAULT -法師-」感想

原作未読。
(以下ネタバレ)
北斗の正体が夏目ではないかと気付き始めた春虎。一方、夏目は春虎が北斗を「好き」だと明言したのを盗み聞きしてしまい、余計に正体を明かしにくくなってしまう。お互いに気まずさを感じつつも一歩踏み出せないまま日常を過ごす春虎と夏目だったが、彼らの穏やかな時間に終わりの時が近づこうとしていた――。

春虎と夏目の「完全に両想いなんだけどお互いに確信がもてなくて二の足を踏んでしまう」という甘酸っぱい青春劇には、冬児と一緒に視聴者もやきもきしてしまった事でしょう。冬児は全ての事情を知っているだけに、実に的確なフォローをしているんですが、夏目も春虎も初心過ぎて一向に事態が進展しないという。
実質的に両想いである事に冬児だけが気付いているのは、夏目が男として振舞っている為ですが……ある程度事情を知っているのに全然その事に気付かずに春虎にいつも通りに接する鈴鹿があまりにも可哀想(笑)。((鈴鹿は夏目→春虎→北斗=夏目という図式は知っていても、前回北斗の正体が夏目である可能性を示唆された春虎が全く意に介していなかった為に「まだ自分が入り込む余地がある」と思ってしまっているという、道化状態に(´・ω・`)))
しかし、春虎が「もし夏目が北斗じゃなかったら?」という可能性に怖気づき、現状維持するという「呪」を自分にかけてしまったシーンで、夜光の言葉と思しき文言が挿入される演出がちょっと気になりますね。あれは単に春虎の思惑と夜光の言葉を掛けただけなのか、それとも春虎自身の脳内で響いていた言葉なのか……。

さて、そんな青春真っ盛りな春虎達をよそに、遂に蘆屋道満が本格的に動き始めてしまいました。今回の目的は夜光の遺物である「鴉羽」の奪取にあるという。その為に陰陽庁へと攻撃を開始する道満ですが、陰陽庁に保管されているはずの鴉羽はレプリカで、実は陰陽塾に本物が隠されているという噂がある為に、その矛先は陰陽塾にも。
かつて鈴鹿が操っていた「土蜘蛛」を大漁に投入してきた道満に対し、春虎達はなす術があるのか? 一気にシリアス展開になってきました。