境界の彼方 第7話「曇色」感想

境界の彼方 1 [Blu-ray]

原作未読。
（以下ネタバレ）
前回とはうって変わってシリアス（？）展開。
かつて未来と姉妹のような関係にあった少女・唯。虚ろな影にとり憑かれた結果、未来が殺してしまった彼女。その妹・桜は未来を姉の仇と付け狙っていた。
今まで一貫して頑なな態度を崩そうとしなかった彼女に対して、未来はどう対応するのか見物でしたが、何ともあっさりケリがついてしまった感が。
とはいえ、未来と桜は本来仲が良く共に唯を失った悲しみを分かち合った間柄であったこと、桜が本来は異界士の能力を持たず道具に頼っていた事、桜を突き動かしていたのが姉の後を継がねばならないという義務感だった事、そして前回は虚ろな影の襲撃下にあったため苦戦したものの実際には未来と桜との戦闘力には大きな開きがあった事など、一応納得できるだけの材料が出揃った上での和解だったので、展開が早いだけでそれほど納得できないものでもなく。
どちらかというと、桜に「妖夢を吸収し強くなる」武器を与えそそのかしていた藤真の動きの方が本筋なのでしょうね。彼が虚ろな影を回収しようとする理由や、泉の語る「境界の彼方」の意味とは……ようやく話が進むな、という感じ。