たこわさ

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私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い 第3話「モテないし、悪天候」感想

原作未読。
(以下ネタバレ)
この手のオタクの痛さを笑いにしながら*1進行する作品の多くは、痛々しさだけじゃなくて思わず笑ってしまうギャグが挿入されたり現実にはありえないような萌え要素が追加されたりと、少しは救いのある内容になっていると思うんですが、本作はどこまでいっても痛々しいだけであり、しかも今回の弟への仕打ちで智子がかなりの屑である事が判明し、何かもう、これは人間の屑の見本のような主人公が落ちるところまで落ちていく光景を愉しむブラックユーモア的作品なのか、とか思ったりするんですが。
ドラえもんのび太何かも大概屑でしたが、彼の場合、馬鹿は馬鹿なりに優しさだとか正義感だとかは持っていて、それがいい方向に働く話も少なくなかったから愛されるキャラクターな訳で。
どうも、本作のベクトルはそういった方向とは別の方を向いてるみたいですね。

*1:言うまでも無い事だろうが、オタクを笑いものにしている、という意味ではなく。そもそもこの作品をオタク以外が観ている可能性能の方が低いだろうし。