たこわさ

アニメやゲーム、映画・本などのレビュー・感想・情報を中心にお送りする雑多ブログ。

ROBOTICS;NOTES #20「今でもロボットが好きですか」感想

原作未プレイ。
(以下ネタバレ)
色々と説明がカットされていたのか、描写不足なところも多かったと思いますが、私的にはテンション上がって来たー! というお話でした。多分、ここまで来ると実際の出来の良し悪しよりもこの作品をどういうスタンスで観ているかで、評価が変わってくるんじゃないかな、とか思ったり。
さて、遂に全貌が明かされた君島コウの陰謀ですが……余裕しゃくしゃくで全ての種明かしをする黒幕が勝ったためしはない、というアニメの鉄則を彼は知らなかったらしいですなw まあ、多分真実――みさ希が自分達を救う為に殺人を犯したこと、そしてその後君島コウの操り人形とならざるを得なくなったこと――を明かすことであき穂達の意志を挫こうと思ったのかもしれませんが。それにしても、あれだけ壮大な陰謀を描いた人間とは思えぬ油断振り。ネット経由でストリーミング配信された事にも気付いてないのか、それとも気付いてるけど勝利が確定したと思っているから気にも留めないのか……。
どちらにしろ、先生のGJな働きによってロボ部や関係者の面々が集合する流れは「細かい事はいいんだよ!」と言わんばかりの熱血少年漫画的展開で私的には好感が持てました。ただ、胴体着陸の件は必要だったのかな、とか思わないでもないけどw
あと、フラウがエロネタに脳内変換するまでもなく、昴と淳和はもう完全にフラグ立っていると思った。でも、飛行機から逃げる時に手助けはしないのね……。
それにしても、みさ希が色々な意味で不憫すぎましたね……。優秀で行動力に溢れるけれども年頃の娘が世界規模の陰謀に巻き込まれて、妹と弟分を助ける為に殺人を犯してしまって、しかも殺した当人はネット上に人格移植してて亡霊のように自分を追い込んでくるものだから誰にも相談できず、結果、彼の意識を移植されて操り人形同然の人生を送ることになってしまったってのは……。しかも、原作がそうなのかアニメでの尺の問題なのか、快活で聡明だった頃の彼女の描写って驚くほど少ないんですよね。視聴者に上手くみさ希という人物の魅力が伝わっていたかどうか怪しい位に。本当はこの作品の中で一番献身的で一番苦しんでいる人だろうに。