たこわさ

アニメやゲーム、映画・本などのレビュー・感想・情報を中心にお送りする雑多ブログ。

ROBOTICS;NOTES #18「そこに本物のガンヴァレルがいます!」感想

原作未プレイ。
(以下ネタバレ)
海翔とあき穂がホテルの同室(しかもダブルベッド)放り込まれて微妙な雰囲気になる件とか、海翔が今まで描かれた以上に瑞榎の死に責任を感じている事を示す悪夢とか、それも含めて今まで海翔が一人であれこれ溜め込んでいた事に気付いていた事を告白するあき穂とか、「今夜は寝かさないぜベイベー」とキメた海翔だとか色々ニヤニヤ要素が続きましたね(最後だけ違う)。
しかしながら、負傷した昴や責任を感じて落ち込んでいる淳和・フラウを置いてけぼりにして盛り上がっているあき穂達の姿を見ると素直に応援できない気持ちが……。
そもそも、東京であれだけの大災害が起こってしかもその最中にロボ暴走事件(未解決)が発生しているのにロボット万博が予定通り開かれる事の異常性が気になってしまいました――が、そういった不自然にロボットが露出する世界を創り上げている何者かの存在は要所要所で語れているので、まあその線で納得できなくも無く。
観客の「ガンヴァレルじゃなきゃなぁ」という反応はまあ納得出来る所でしょうね。ただでさえロボット暴走事故との関連性を指摘されていたガンヴァレルなのに、今度は世界中に流出してしまった君島レポートの中で「プロパガンダ」呼ばわりされてしまっている訳で。
まあ、それまで皆が「素晴らしい!」と賞賛していた作品が、作品自体の出来とは関係ない所で批判される光景ってのは色々と悲しいものがありますがね……。
さてさて、そんな万博の最中、偶然にみさ希が会場入りしている事を知ったあき穂は、海翔の制止を振り切り姉に会いに行きますが……って、あれなにこの超展開!?w
動きどころか受け答えまでメカメカしいみさ希、いきなり拳銃持って現れた澤田さん、そして全力で逃げるメカみさ希――何このシュールな構図。なんか陰謀の種明かしはお預けでまたロボット暴走事件で大パニックが起こりそうな予感。
しかし、君島レポートが世界中に拡散された件といい、ゲジ姉がみさ希の管理下(?)にあるのに海翔の君島レポート収集を直接止めさせないで、むしろ海翔が意地になって探索を続けるよう仕向けたかのような忠告をしたり、ここに来て一気にみさ希が怪しくなってきましたね……。澤田さんがあの面構えで実はいい人、という展開もそれはそれで怪しすぎるけど。

何か、原作派の人の話に寄ればこれでもシナリオは大幅に「改善」されているらしいので、原作はどれだけ酷いのだろうと逆に興味が湧いてきましたわw