ジョジョの奇妙な冒険 第20話「シーザー孤独の青春」感想

原作はもちろん既読。
（以下ネタバレ）
シィィィィザァァァァ！！*1
いやぁ、原作既読なので当然シーザーの最期は知っていたわけですが、それでもジョセフと一緒にシーザーの名を叫びながら号泣したい気分になりました。
シーザーとワムウの緊迫感溢れる戦いの描写も凄かったですが、ほんの僅かの差でワムウが勝利したあとの流れがまた……。戦いに誇りを持っているワムウは敗者であるシーザーを決して侮蔑しないし、シーザーは自分の死を悟ってもワムウに一矢報いるのではなく、友ジョセフの為に解毒剤入りのピアスを奪い守る事を選んで……。
シーザーの死が誇り高いものでありワムウがそれを尊重している事から、仇としてワムウへ憎しみを持ったり怒りをぶつけたりする事が出来ないので、よりいっそうシーザーの死に対する悲しみの感情が増大したというか。
クールを装いながらもタバコを逆さに咥えてしまったり、弟子であるジョジョよりも先に泣き出してしまったりと、今まで冷徹さばかりを描かれてきたリサリサが感情を爆発させたこともまた見ているほうの感情を揺さぶるものでした。

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*1:「忘れぬ想い」発動中。