たこわさ

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ちはやふる2 第1首「はなのいろは」感想

原作既読、前期視聴済み。
(以下ネタバレ)
第一期のノリが変わってなくて良かった! と一安心の第一話でした。
高校の部活動にとって新入部員の確保というのはまさに一大イベント。まず、新入部員が入らなければ後を継ぐ人間がいなくなるという部の存続危機に直接的に繋がるし、また無事新入部員が入っても適性がなかったり人間的・性格的に反りが合わなかったりすると今度は活動に支障をきたすしと、単純に数さえ揃えばいいという訳ではない。
そして今回千早が実感したように、部に新しい風が吹けば今までは見えていなかったそれぞれの価値観や考え方の違いが如実に表れて来る事にもなり。ましてや千早達のかるた部は創部二年目で指導者も居ないという手探り状態な訳で、そんな中新入部員を迎えるという事がどれだけ大変な事か……。
皆が皆違う方向を向いてしまいそうになった所を、「強欲」千早が強引に軌道修正する、という展開は前期でもよく観られた光景ですが、ちょっと違うのは今まで千早のサポート役であった太一が「自分の事」を考えるようになったという事。
思えば、千早の事だけでなく名実共に部長としての役割を果たしてきた事で太一が犠牲になっている場面が多々ありました。太一が千早に言った「クイーン戦が目標なのに後輩の面倒を観ている暇があるのか」という言葉は実は太一にそのまま帰ってくるものでもあった訳で。ただの「強欲」発言にも見える千早の言葉も、多分彼女なりに何がかるた部の面々為になるのかを考えた結果であり、だからこそ第一に「太一がA級になること」が口から出たのでしょう。
いやいや、今回も初っ端から熱い展開です。
それにしても、ようやく太一のイケメン度が作中世界ではっきりと描写されましたね。押しかけた女生徒の多くは太一の外見にだけ惹かれてやってきたようですが、菫だけは太一の内面的な格好よさにも気付いたようで――更には自分が「絶対に選ばれない」という事にも気付いてしまったようで、ただ単に「恋愛脳」なだけの女子ではない、という事でしょうね。
つーか、いや太一はやっぱりイケメン過ぎますわ……。これ、小学生時代の小物振りとか彼女の一件とかなかったらどんな完璧超人だよ! ってな事になりますわなぁ。

小説 ちはやふる 中学生編(1) (KCデラックス)

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そういえば、↑なアイテムも出てるんですよね。太一の中学生時代はきっと今のイケメン振りからは想像もつかないチャラ男なんじゃ?