たこわさ

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ちはやふる2 第25首「ふじのたかねにゆきはふりつつ」感想

原作既読、前期視聴済み。
(以下ネタバレ)
新と詩暢の対決を間近で観戦し、新のあまりに自然体なかるたへの姿勢にもやもやした気持ちを感じる千早。東京に戻り痛めた指を診察してもらったところ、思わぬ難病が見つかり、入院・手術する事に。かるたを出来ないもどかしさの中、新との電話で千早はある思いに気付く――。
えー、正直ワタクシ比類なき太一派でございますので、「いや、千早の場合イメージの中で美化されているだけで、実際にはいつも傍で支えてくれている太一がいなくなったらその大切さに気付いちゃうでしょう」とか思っているのですが、まあ、そもそも千早のそれが恋愛感情なのかどうかは正直微妙な感じなんですよね。かるたとセットになっている所からみても。
ただ、かなちゃんが敏感に感じ取ったように、へたくそな短歌の中に密やかに咲いてしまう程度の想いは持っている訳で。かなちゃんが太一を焚きつけた気持ちも分からないでもないですが。
肝心の太一は、千早がようやく自覚したような事なんて本人よりも先に、当の昔に気付いていた訳で。だからこそ、千早や新の何気ない一言に酷く心を揺さぶられてしまうし、千早に対して誰よりも近くで支えながらもどこか一歩距離を置いたような態度を続けているんですよね。
どこまでも健気です、太一は。
そんな太一がアンニュイな内面を隠しつつ千早の背中を押すシーンで第二期が終わるってのも色々と意味深な感じですね。