たこわさ

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リトルバスターズ! 第8話「れっつ、るっきんぐふぉーるーむめいとなのです」感想

原作ゲームはコンプリート済み。なるべく原作厨的発言は控え、原作ネタバレは最小限で。
(以下ネタバレ)
クド加入回。
今回は今までの中で一番面白かったかも。これまでの回にない大胆にコミカルな描写とか、来ヶ谷のピアノ伴奏に乗せて時間経過を表す演出とか、ストレルカとヴェルカを引き連れて夕日の中颯爽と立ち去る佳奈多さんのかっこよすぎる構図だとか、全体的に「アニメーションとしてきちんと魅せる」構成だったな、と。
脚本についても、今までのような原作の切り張りに終始したものじゃなくて、上手い具合に再構成して各キャラクターの見せ場を作ってくれていたので、実に気持ちよく見られました。特に、上でも書いた佳奈多さんの颯爽たる姿が印象的。とことん視聴者側のイメージを落としておいて最後に上げる、ありきたりと言えばありきたりですが逆に言えば「安定の定石」な訳で。来ヶ谷のピアノ演奏のシーンも、今までああいった「間」を使うような演出が殆ど無かったのがここにきて取り入れられたのは、ようやくスタッフの中で余裕というかこなれた感じが出てきたのかな、と。
原作組には、寮長ことあーちゃん先輩がようやく台詞を喋ってくれたところが嬉しかったんじゃないでしょうか? とりあえずあーちゃん先輩好きな私は大歓喜でしたが。で、今回某キャラクターが「あーちゃん先輩」と声をかけなかった所に違和感が多少ありましたが、あれはお堅いイメージを視聴者に植えつけている最中の事でしたからむしろ構成としてはGJなんでしょうね。きっと今後は彼女のギャップ萌えが要所要所で明かされる事でしょうから、その先陣として「あーちゃん先輩」発言が温存されたのだと見た!
また、顔見せ程度の登場でしたが、最後のメンバー・美魚もようやく本格登場。元々の声優さんが出産準備の為代役が立てられ、色々と心配していましたがまずは違和感の無い声色と演技だったので一安心。
今後もこのくらいの出来でやってくれると安心なんですが……。特に原作通りにやってしまうと「は?」となってしまうシナリオが控えているので、上手く翻案してくれることを願います。

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追記

クドの話において理樹のパートナーを鈴ではなく真人をすえたところは「スタッフ、きさま分っているな!?」と思わず膝を打ちましたわ。原作でもあの筋肉&ロリは非常にいいコンビだったので。