たこわさ

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BTOOOM! 第8話「白い亡霊」感想

原作知識は連載初期で止まっています。
(以下ネタバレ)
口では否定しながらも、実際にはサカモトの知るHIMIKOと同一人物であるヒミコ。サカモトの事は信じようとしている――というかつり橋効果も手伝ってか既にフォーリンラブ状態――のに本当の事を言えない、裏腹な気持ち。彼女が真の意味でサカモトのパートナーとなれる時は果たしてやってくるのか?
さて、そんな二人の前に現れた闖入者は、前回のゲームの生き残り・村崎でした。運がいいのか悪いのか、生きながらにチップを失った事で、ゲームからは離脱できた彼女。信じた男に二回も裏切られ、そしてヒミコ以上に男への拒否反応を見せたことからかなり酷い目にもあったのでしょう。ヒミコと話している時とサカモトを襲ったときの、あまりにも違いすぎる彼女の表情からは、彼女が既に正気と狂気の境を行き来している可能性も感じられます。
「チップが6枚集まった時」がコンビとしての信頼関係が真に試される時である。村崎の語ったその言葉をサカモトに伝える事が出来ないヒミコの心情は色々複雑そうです。かたや、サカモトはその可能性に全く思い当たらず「7枚集まった時」の想定をしている事からも、やはり根はお人よしに過ぎる男のようです。
夜が明け、平の元へ戻る二人に、昨晩とは別人のような爽やかな表情で激励の言葉を贈る村崎さんの姿は、果たして真実なのか、それともサカモトを油断させておいてヒミコが裏切りやすく仕向けようという事なのか。
一方、傷つきサカモトを待つしかなくなっていた平の元には、一人の男の姿が。かつて村崎を裏切り一人ゲームをクリアしたはずの医師の男。真の外道である彼が平を丁寧に手当てした様子には、何かしら裏を感じるが……?