たこわさ

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機動戦士ガンダムAGE 第42話「ジラード・スプリガン」感想

新キャラの「悲しい過去の押し付け」を強いられているんだ!*1
(以下ネタバレ)
「キャラの掘り下げが足りない」という批判に対応しようとしたらぽっと出の新キャラの「悲しい過去(笑)」に話に殆どを費やして視聴者置いてけぼりになったでござる、の巻……という感じ。
そもそも、スプリガンが上官に直訴して却下された時点で連邦を見限って真実を暴いてないってところからしておかしいし。あそこで引き下がらないで他の手段に訴える、という手は本当になかったの? という単純な疑問が。それに、そんなに連邦全体が腐ってるならなんでフリットやアルグレアスのように不正を嫌う人物が権力の座につけるのか、という話もあり。
フリットは安定の老害振りに加えて、遂に強化型AGE-1で再出撃まで始めてしまって、もう収拾付きませんな。
セムはあの接戦のさなかにも関わらず、ゼハートの説得を続ける根性だけは素晴らしい。でも、イゼルカントを信奉するゼハートにあの言い回しでは千日かけようとも説得は無理でしょうなぁ。もっと具体的に、「連邦とヴェイガンの力なき人々を救う為に協力してくれ!」ぐらいの口説き文句が出てこないものか。
そしてキオはXラウンダーと見るや「戦争を止める為に協力してください!」と繰り返すだけの存在に……。完全にガンダムの性能とXラウンダーとしての力だけが頼りで、論理も理念もない言葉なぞで人が動かせるものかよ! という感じ。
そういえば、スプリガンのXラウンダー能力の「暴走」らしき現象のせいで、他のXラウンダーにも何やら影響が出ていたようですが、そんな中Xラウンダーでないアセムだけが影響を受けていないってのは何らかの伏線になってそうですね。

*1:「悲しい過去の押し付け」といえばNARUTOを思い出すが、流石にあちらみたいに戦闘中に饒舌に語りだしたりしないだけマシ、か。