ギルティクラウン 12「再誕：the lost christmas」感想

（以下ネタバレ）
最終回、といっても遜色がない出来。私的には「準・神回」でした。
次々と蘇るシュウの失われた（封印された）記憶。「姉」マナの存在、ガイとの幼い日々の思い出、そしてロストクリスマス……。
マナについては、本来の性格とアポカリプスウィルスによると思われる狂気じみた性格の両方が描かれていたので、まだ色々と謎が多い気もします。特にその性格というか性癖については、弟のシュウを誘惑したり、ガイを弄んだりと「ビッチ」などという感想を漏らしている人もいそうですが、あれは彼女本来の性格ではないようですね。
恐らくシュウを求めていたのはアポカリプスウィルスの方で、マナ本人はトリトン＝ガイに惹かれつつあった、という解釈でよいのではないかと。ロストクリスマスの日にガイを始末しようとしたのは、恐らくマナが正気を取り戻すきっかけを少しでも減らしたいというウィルスの意志だったのではないでしょうか？
そして断片的に描かれたように、マナは何らかの実験の被験者であり、もしかするとシュウもそれと遂になるように実験体とされていた可能性が高いわけで。そうなると、二人は本当の姉弟でない、という話にもなってきそうですね。ああ、あとやっぱりハルカさんとシュウには血の繋がりはなかったのですねｗ
さて、今まで情けないシュウの代わりに視聴者にそのイケメン振りを見せ付けてくれていたガイが逝ってしまいました……。幼い頃の彼が、今のシュウのようなヘタレだった、というのはまた泣かせる話ところです。現在のガイは幼い頃の自信に満ち溢れたシュウの姿だったというのがまた……。
彼は自らの目的を「女を抱く為」と断言していましたが、文字通り女＝マナをその手で抱きしめ、そして消えていった姿は、最期までイケメン過ぎました……。
ただ、彼がマナと一緒に消えていった事が、実は何らかの形で復活する可能性があるのではないか、という示唆になっているとも読み取れ……。
今後の展開が全く読めなくなってしまいましたが、恐らくは「墓守」という存在が当面の敵になるようで。次回以降にも期待したいと思います。

ギルティクラウン 1【完全生産限定版】 [Blu-ray]

今回のエピソードで売り上げが伸びるといいですね。