たこわさ

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ちはやふる 第13首「きみがため」感想

(以下ネタバレ)
遂に始まった全国大会。だが試合の最中に千早が体調を崩し……。一方の新は、かるたから離れる原因となった祖父との死別までの経緯を回想しつつも、近江神宮へと足を運んで……。
という事で、今回は新メイン回だった訳ですが、私的には太一の株がまた爆上げ状態でした。試合の最中に遂に力尽き倒れようとする千早をすばやく抱きとめ、動揺することなく手早く救護の手に託そうとし――新と再会。
ここで凡百のイケメンならば、新への嫉妬心から自分の手で千早を運ぼうとするでしょうが、太一は違う。「頼む」と新に千早を託し、自分は試合へと舞い戻る。何故ならば、太一にとって一番大事なのは「千早が喜ぶ事」だから。
自分が倒れたせいでチームが負ければ千早は酷く悲しむ――だから自分は、自分達は千早不在でも勝たなくはならない。千早が目を覚ましたとき、傍にいるのが新なら、きっと千早は安心する。嫉妬心はきっとゼロではないでしょうし、自分の手で千早を看病したい気持ちだって一杯でしょうに……これをイケメンと呼ばずしてなんと呼ぶか?
さて、一方で、もちろん新も漢を見せてくれました。祖父の容態が悪化し認知症を患ってからの新の苦悩。そして祖父が死んだ日の大会へ新が出場したのは、自分を取り戻した祖父の言葉からだったという皮肉。それらを乗り越えて近江神宮へと足を運び、そして千早と太一に「次は試合へ」というメッセージを残し去っていく……。
団体戦では敗北してしまいましたが、次は個人戦。そしてこれからの新の復活もあり、ますます物語は盛り上がってまいりました!

ちはやふる(15) (BE LOVE KC)

ちはやふる(15) (BE LOVE KC)

実は、年末に酔い覚ましの為に入った漫画喫茶で、原作を9巻位まで読んでしまいましたが……が、「原作では〜」という感想はしない予定。