たこわさ

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スーパーロボット大戦OG -ジ・インスペクター- FINAL STAGE「貫け、奴よりも速く」

駆け足だったり色々とツッコミどころもあったりしましたが、最高の最終回でした!
(以下ネタバレ)

全世界に警告! 地球が危ない!!

↑こんなG●ンダムみたいな台詞はありませんでしたがw
システムXNの発動を利用して出現したアインストの親玉。ホワイトスターとの比較からしてかなりの巨体ですが、その大きさに驚くよりも前に地球が謎の赤い光で包まれてしまい……。
ここで地上の人達を登場させたのがナイスですね。しかもOG外伝登場の特務隊の3人、ジャーダとガーネット、そしてまさかのフリーターの人w*1
更に、アズマ兄妹とコンパチヴルカイザーが本当にまさかの登場。まあ、コンパチカイザーのデザインは何を隠そう大張監督自身なので愛着もあったのかもw しかし、コウタがしゃべった上にショウコの肩にいやらしく手を回しているとか胸熱ですな。
しかし、サプライズゲストばかりで大統領とか全然出てこなくてどこいった状態でしたねw

最後のシャドウミラー

大破したツヴァイザーゲインの姿にヴィンデルの敗北、そして自ら一人が生き残ってしまった事を悟ったアクセル。しかし、これで終りじゃないんだな、これがな! と言わんばかりになんと残されたツヴァイの腕をソウルゲインにドッキング! さすが兄弟機、互換性も十分だぜ! とか嫌味な皮肉を言う気も起きないほどアクセルさんがマジ主役過ぎて困る!
しかもここでBGMが原作ゲームOP曲「ROCKS」のアレンジバージョンとかどんな熱さだ!

どんな巨大な敵であろうとも

今までにないくらい巨大な敵に挑む面々。というか、この戦隊に勝てる敵がいるのか!?
龍虎王の「マウンテンプレッシャー」に始まり、トロニウムエンジンがフルドライブどころかオーバードライブした天上天下一撃必殺砲(しかも旧OPの絵面再現バージョン)、そして極めつけは遂に来た! 何であれでパワーアップするのかよく分からないが、原作ゲームでも威力・かっこよさ共に最高レベルの合体技「竜巻斬艦刀」の登場だ!
宇宙空間でもちゃんとトロンベが駆けたよ! w
小惑星位の大きさがある敵でも、「フッ、我らに」「断てぬものなし!」の一言で片が付くというこのチート振り(だがそれがいい)。

ベーオウルフ登場

巨大アインストを屠ったその瞬間、ホワイトスターより現れたのは、なんと「あちら側」のキョウスケ・ナンブことベーオウルフ!
一応、エクセレン救出の際に前振りはあったものの、ここでまさかのサプライズ登場ですよ! 原作ゲームでも直接戦う事は無かったのが、まさかこのアニメで本人対決が実現するとは。
しっかし、相変わらず何を言っているのかよく分からないですな。原作ゲームやっててもよく分からんですわw 原作バレOKな人はこちらを読んで補足としてください→スーパーロボット大戦Wiki - Einst
ちなみに、このアニメのタイトルの「ジ・インスペクター」というのは異星人の事じゃなくてあの超巨大アインストの事だったりするんですが、その辺りもアニメで説明して欲しかった所。

遂に最終決戦

地球へ向かい何か取り返しのつかないことを起こそうとするベーオウルフ。追おうにも、彼の生み出した偽SRX、偽サイバスター、偽グルンガスト、そして……えーと何?w 多分旧コンパチシリーズに登場したグレート雷門だと思うけど自信ないな……。
まあ、なんにしても恐らくは「あちら側」でベーオウルフに屠られたり取り込まれたりした連中なんでしょうか? そやつらが立ちはだかります。
――が、たとえオリジナル以上の性能を持っていたとしても、あの面々に勝てるわけも無く、必殺技のオンパレードでフルボッコですよ!
味方の楯とギガ・ワイド・ブラスター位しか見せ場が無かったジガンが大活躍したり、ちょっと動作が軽くて悲しかったけれどもやっぱり登場は嬉しい計都羅ゴウ剣・暗剣殺! が飛び出したり、何故か全裸でクラスマッシャーだったり、そしてやっぱりトリはこれ、サイバスターの最強武器コスモ・ノヴァ! 私的にはサイフラッシュ以上に好きな武装だけに、これでシメというのは最高に燃えます。

ベーオウルフとの決戦

一方、地球へ向かったベーオウルフの前に立ちはだかるは、システムXNを操るギリアム、ヴァイサーガを駆るラミア、龍虎王、グランゾン、ソウルゲイン、ライン・ヴァイスリッター、そして我らがアルトアイゼン・リーゼ!
何かもうこれだけで「ベーオウルフ詰んだな」とか言いたくもなる面子ですが、そこはラスボス、まだまだ粘ります。
しかもこのラストバトルでBGMが「MACHINE SOUL (Ver.OG)」とか燃えすぎる!
ベーオウルフが生んだ二体の敵、恐らくはアルトアイゼンとアルトアインゼン・ナハトのコピーなんでしょうか? そいつらの相手はヴァイサーガと龍虎王。

ヴァイサーガ、フルドライブ! 奥義・光刃閃!

これを待っていた!! というか、ヴァイサーガ、作中で初めて名前呼ばれたなw
欲を言えばBGMは「極めて近く、限りなく遠い世界に」が良かったが、それはわがままに過ぎるか。
龍王破山剣・逆鱗断もしっかり登場してノルマ達成! といったところでしょうか。

貫け、奴よりも速く!

キョウスケの決め台詞と思いきやアクセルが半分取っていた!w
本当にこのアニメ、アクセルの主役度が高すぎます。「そうだろ? ヴィンデル、レモン!」とかもう涙が出てきそうな程に主役の台詞ですよ!
しかし、そんなアクセルの一撃も後一歩のところで届かず、それに続くキョウスケもここに来てまさかの弾切れ。その隙をつかれ、あわや撃墜と言う所を救ったのはアルフィミィ
「私は私になりたかった」
アルフィミィのこの台詞も、彼女がどんな存在なのか十分に語られなかったのでちょっと不完全燃焼に終わってしまった感がありますね。
されはさておき、アルフィミィに救われ、そしてアクセルの最後の一撃――ベーオウルフに突き刺さったままのソウルゲインの腕に活路を見出したキョウスケ。
「アクセル、お前の一撃、届いていたぞ!」
ソウルゲインの腕に「後一歩」の一撃を打ち込むキョウスケ。正直、アクセルに美味しい所を全部もっていかれた気もしますが、主役らしく最後に決めてくれました。
どうせならランページゴースト(アルトとヴァイスの連携攻撃)で締めて欲しかった気もしますが、まああれはあれで燃える展開なのでよしとしましょう。

戦い終わって

それぞれの「戦後」を迎える面々。
アラドの告白は、このアニメでの彼の扱いの大きさを考えればやるだろうな、と思ってましたが、他のキャラの後日談がカットされている中ではやはり優遇されているな、と感じますね。
ようやくシステムXN――XNガイストを破壊するギリアム。「ヒーロー戦記」時代からのファンならば「ギリアムがXNガイストに乗り換えてくれれば」と思わずにいられない所でしょうか?
旅立つマサキ。そしてまた道に迷うんですね分かりますw
夕日にレモンのことを想うラミア。「おかあ、さん」の所で目が機密通信モードに入りそうになったけどなんとかこらえたよ!
そしてキョウスケとエクセレンのイチャラブで〆である。原作にあった「もし双子が生まれたら――」の台詞は入れてほしかったなぁ、と思いつつもこの二人がイチャイチャしているだけで満足だったりして。

いやいや、酷すぎたアニメ第一期を思えば、「神作品」とも呼びたくなるようなすばらしい出来でした。惜しむらくは2クールと言う原作と比べるとやや短めの尺によって削られてしまった諸々のエピソードでしょうか。
長らく発表の無かったDVD/BDも発売が正式決定したようですし、この勢いで外伝もアニメ化……はしばらく無理かw

その他

  • エイタの出番が後半増えたとは言え、やっぱり何かと目立つアヅキ。このまま原作ゲームにも登場してくれても私は一向に構わん!
  • テツヤ艦長代理の活躍が少なくてちょっと寂しい
  • アニメ化で一番得してるのはリー艦長だよなw
  • キャストロールでアクセルの名前が一番最後という所が、また。
  • 特報の3DCGアニメの意味が気になりますね。というか、BGMが葉山の兄貴、だと!?

  • Blu-rayは同時発売じゃないのか……。

*1:第3次αの主人公の一人。決して「無職」ではない。