たこわさ

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バクマン。 第13話「速報と本ちゃん」

(以下ネタバレ)

初掲載作品の人気やいかに……

増刊号とは言え、初掲載にしてアンケート結果が速報時点で1位、本ちゃんでも3位と、常識的に考えれば「勝利!」な状況の筈だが、「1位を取って連載にこぎつける」という事しか頭に無い最高にとっては「敗北」も同じ。
バクマン。」という作品は、かなり人を選ぶようなところがあると思うのですが、その理由の一つがこういった「主人公達の高すぎる理想」なんだと思います。今は不動の人気を得ているような漫画家の先達だって、何年もの下積み時代を経てようやく初連載にこぎつけて、しかも大概の場合初連載作品はあんまりヒットしなくてまた1から出直し、みたいな例が多い訳で。
例えば藤崎竜なんかはデビュー作から「バクマン。」でいう「邪道」な作品で異彩を放っていて、それでもいきなり連載なんて事はやらずにしばらく読み切りを続けてから満を持して「PSYCHO+」の連載を開始したけど盛大にコケて*1、また1から仕切り直しをした訳ですし。
そういった事を考えると、最高達って「一体何様!?」な感じにも見えてしまう訳で、人によってはきっと好感持てないだろうな、と。
まあ、第一話からして「お前頭いいよな」「いや、それに気付いたお前はもっと頭がいい」みたいなノリで始まりましたので、まずそこでふるいにかけられている気がしますがw

案外おしゃべり(?)な亜豆

作品が初掲載される一方で、最高と亜豆が初のメール。
ある意味、原稿よりも長時間をかけて5000文字の長文メールを仕上げた最高に対して、亜豆は1分も経たずに返信――でも短文。しかも、普段の恥ずかしがり屋振りはどこへやら、短いとは言えかなりフランクな内容。
最高よりもメールに慣れているのかな、とも取れるし「一分一秒でも早く返事をしたい」という気持ちの現れのようにも取れ。どちらにしてもラブラブなのには間違いなし。
一方、最高に「見吉って案外いい奴かもと言われて」サラっと「だろ」と答える秋人はさり気にノロけているように見えたり。こちらは早くもリア充振りを見せ付けてくれています。

そういえば二期も決定したそうで。4月から放映との事なのですが、多分今のシリーズは3月まで続くので実質継続扱いでしょうね。

*1:誤解が無いように断っておくと、私はデビュー当時からの熱心な藤崎竜ファンの一人です。「PSYCHO+」も「サクラテツ対話篇」も大好きです。