岩代俊明「PSYREN-サイレン-」(8)
- 作者: 岩代俊明
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2009/11/04
- メディア: コミック
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(以下、ネタバレ)
作者が連載前から温めていた設定だけあって、成長したエルモア・ウッドの面々の登場及び活躍のシークエンスは、近年のジャンプ連載漫画の中にあっても飛びぬけて「少年マンガらしい」熱い展開と言えるのではないでしょうか?
というか、あんな地味キャラだったマリーがまさかあんな変貌を遂げるとは! ハァハァ(*´Д`)
まあ、「大人になったのに部分的に『全ッ然成長していない』ところがあっておまけにツンデレがパワーアップしている」フレデリカの方がウケがいいのかもしれませんがw
そしてもう一つの見せ場が、「根」で生き延びている以外の人々の最期――具体的には、祭・影虎・イアンがいかにして最期の時を迎えたか。
第7巻で脅威のツンデレ振りを発揮してその存在をアピールした、我らが影虎アニキは今回もやってくれました!
愛してるって…
何万回言ったら俺を頼ってくれるんだ
愛する祭が独り死地に向かおうとした時、少しの迷いもなく共にその死地に踏み込んだ影虎の最期の姿は、少年漫画史上に残すべき「漢」の姿である、と思います*1。
まあ、一方でイアンが可哀相過ぎる気がするんですが……、第7巻のツンデレ祭先生描写の時点で既に影虎に軍配が上がっているような気もしますねw
また、今回は巻末に、第一回人気投票の結果が掲載されています。投票自体はかなり前に行われているので、今やったらかなり結果が変わって来るんでしょうね。
ちなみに、我らが影虎アニキは4位でした。どんだけアニキ好きなんだオマエラ。