たこわさ

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真マジンガー 衝撃!Z編 第12話「脱出!海底要塞サルード!」

ここ数話でネット配信分での鑑賞に切り替えております。
(以下ネタバレ)
今川作品の男主人公によく見られる傾向の一つに、初期の頃は「自分ひとりでも戦える!」と他人を突っぱねるが、次第に打ち解けていって当初とは打って変わって仲間想いの熱い漢に成長する*1、という物があると思いますが、今回も(やや駆け足ながら)その例に当てはまる展開だったと思います。
くろがね屋の面々は「仲間」というよりは「油断ならない協力関係」なので、必然「仲間」の役割は、さやか、ボス達、ロボット軍団の面々が受けつ持つ事になる訳ですが、中でも今回のボスのかっこよさは異常! 第1話の「かつてないほどカッコイイボスボロット」にも痺れましたが、今回のはさながら「キレイなボス」といった所か。
あしゅら男爵も前回の「泣き」の演出に引き続き、シャワーシーンやらパイルダーを手に入れて一人はしゃぐ姿だとか、原作や各種スピンオフ作品へのオマージュとも取れる、「コミカル」なあしゅら男爵がクローズアップされていて、一部の人間を思わずニヤリとさせるであろう演出が光ります。
ジェットスクランダーをロボット軍団の面々が運んできてくれる、という演出もまた熱いものがありますね。ただ、あのタイミングで核爆発から「最高速度マッハ3」のスクランダーで逃げ切れるのか? とかいらん疑問が頭をもたげてしまったり。

*1:俗に言う「ツンデレ」である