たこわさ

アニメやゲーム、映画・本などのレビュー・感想・情報を中心にお送りする雑多ブログ。

CLANNAD 第14話「Theory of Everything」

結構駆け足だった気がすることみ編も今回でラストです。
(以下ネタバレ)
とりあえず、杏の愛妻弁当(違)とジャージなのに何故かオバニソ着用という荒技にニヨニヨ。
さてさて、Aパートは本当に駆け足な感じがしました。原作だともう少し細やかな描写があったかと思うのですが(特に朋也が本の内容を思い出すシーンが無い所とか)、そこら辺をアニメで再現してしまうと朋也は完璧にことみに惚れてしまっていることになってしまうので、割愛されたのはしょうがないかな、と。
とはいえ、何故ことみが引き篭ってしまったのか、そして何故また外に出れるようになったか、という所があんまり明示的でなくなってしまった気はします。そこのカタルシスがなくなってしまったのはちょっと残念。
で、Bパートは……あーなんかもういい意味でこちらは原作通り。
長い年月、沢山の人々の手を経て、ことみの元へもたらされた両親のメッセージ。原作やった時は、結構感動しつつも「なんて出来すぎな奇跡なんだ」とかも思ってしまったのですが、今回アニメとしてまた見てみると、あーやっぱりそんなことはどうでもいい、という感じで涙腺が緩みっぱなしでした。何かね、超常現象とかじゃなくて、沢山の人々の行動の結果が起こした奇跡って所がまた。
なんにしても、今回も密度の濃い30分弱でありました。

今後の予想(原作重度ネタバレ)

さて、ことみ編を経て季節は夏へ向かってしまうようで、次回予告では皆夏服を着てますね。
原作だと、既に渚は学校に来られないような状態になっていて、3回目の三年生が決定してしまうわけですけれども、この流れのままでいくと、渚は更に留年するというよりも、「卒業式に出られない」という展開に持っていくのかな、と。既に文化祭の存在が明らかになってますし(原作だと創立者祭で公演を目指す)。
ここまでの完成度の高さを維持してくれるのなら、超展開バッチOKなので、期待しております。
しかしまあ、作中の台詞から推測するに、生徒会長選挙はもう終わってそうなので、智代シナリオはほぼ完璧に割愛なんですかね。不幸な子じゃーw
ま、真に不幸なのは杏なんですが……。