たこわさ

アニメやゲーム、映画・本などのレビュー・感想・情報を中心にお送りする雑多ブログ。

「蒼穹のファフナーRIGHT OF LEFT」

年末取り逃して困り果ててましたが、友人から借りれましたので、やっと観れましたわ(以下ネタバレ)。
本編から遡ること一年、という時点でもう結末は予想できていたのですが、それでも「おいおい、涙腺の弱い老人にこんな物を魅せるなよ?」的な感想でございます。
残念なのは、やはり尺が短すぎた事でしょうか。二時間でやれば、島での主人公二人の生活だとか、次第に追い詰められていくL作戦メンバーの気持ちだとかをもう少し丁寧に描けたんでしょうに。……まあ、あの淡々と話が進んでいく感じは、それはそれで残酷さを演出する効果があるわけですが。
「死」だけを切り取ったお手軽な「お涙頂戴」を狙った作品が乱造される昨今に、こういった「生きる事からも死ぬ事からも逃げない」人々の姿を描いた作品を観れる事というのは、嬉しいのと同時に悲しいことだなぁ、と思ったり。