たこわさ

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デカダンス 第1話「ignition」感想――よくあるポスト・アポカリプス世界のバトルものと思いきや?

第1話 ignition


今回の満足度:4点(5点満点中)
(以下ネタバレ)

あらすじ

未知の生物「ガドル」の出現により、人類が絶滅寸前となった未来。
人類は、移動要塞「デカダンス」を建造し、そこを住まいとすることで生き残りを果たしていた。

幼い頃に片腕と父親を失った少女・ナツメもデカダンスの住人。
ナツメは、ガドル討伐部隊である「かの力」に憧れ、その一員となることを夢見ていた。
しかし、片腕が理由なのか、彼女は「かの力」への入隊は許されず、デカダンスの外部装甲の修理部隊に回されてしまう。

修理部隊の親方・カブラギにどやされながらも、「かの力」への憧れを捨てぬナツメ。
そんな中、大規模なガドルの群れが「デカダンス」を襲撃。不幸な事故から、ナツメはカブラギや同僚たちと一緒に地上へと落下してしまう。

なんとか落下死は免れたものの、目の前にはガドルの群れ。
次々と散っていく「かの力」所属の戦士「タンカー」たち。
ナツメが死の予感を感じた、その時、なんとカブラギが戦死したタンカーの装備を使い、次々とガドルを倒し始め――。

第1話 ignition

第1話 ignition

  • 発売日: 2020/07/12
  • メディア: Prime Video

感想

何やら、第二話放送時にTwitterが沸いていたので、視聴を開始。
よくあるポスト・アポカリプス世界を舞台にした、人類の生き残り劇……と思わせてからの、珍妙なデカダンスの住人たちの姿が明らかになる演出は、なるほど、興味を引かれるかもしれない。

とは言え、第一話の段階では何やら既視感に溢れるアニメだな、という印象がぬぐえない。
不幸な生い立ちながらも無鉄砲で向こう見ずな主人公。
多くを語らぬ謎を秘めた親方キャラ。
先輩はダメンズ臭が漂うチャラ男で……「デカダンス」自体にも何か大きな秘密が隠されている。

正直、世界観やキャラクターという点では目新しさが無いので、ここからどのように独自性、あるいはストーリーの面白さを見せつけてくれるのか、期待したい。
差しあたっては、みょうちくりんなアンドロイド?達の正体だろうか。
一体どんな世界設定が隠されているのやら。カブラギが始末して回っているらしい「バグ」の正体も気になる所。

しかし、制作会社が違うのに、所々にTRIGGERっぽい演出が多かったのは一体どういうことなのだろうか……?
全体的なノリもどこか似ている気もするが。