ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風 Episodio 30「グリーン・ディとオアシス その①」感想
今回の満足度:5点(5点満点中)
(以下ネタバレ)
あらすじ
無差別に人を殺戮するチョコラータの「グリーン・ディ」と、その相棒セッコの「オアシス」。
かたや、自分の体の位置を下げると無差別に攻撃され、かたや地中を自在に「泳ぐ」波状攻撃に、ブチャラティ達は為す術無く翻弄される。
ブチャラティは活路を見出すために、自ら崖下へと身を躍らせるが――。
感想
チョコラータの「ただ殺すのが楽しい」という嗜好は、確かに今までのジョジョの悪役の中でも異色だ。
ローマの人々すべてを巻き込んでも構わない、というか、そもそも全く気にしていないところが実の恐ろしい。
そんな、最凶の敵を前に、明らかになるブチャラティの異変。
……いわば、今の彼はかつてブローノ・ブチャラティだった屍に、ゴールド・エクスペリエンスが仮初めの命を与えた状態、といったところか。
そしてその仮初の生命の炎も、間もなく消えようとしている。
その事実をジョルノだけに明かしたブチャラティの内心を思うと……胸が痛む。