ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風 Episodio 14「フィレンツェ行き超特急」感想――プロシュート兄貴とペッシが登場!
今回の満足度:5点(5点満点中)
(以下ネタバレ)
あらすじ
無事にボスの指令にあった「鍵」を入手したジョルノ達。
ブチャラティにくだされた次なる指令は、指定されたフィレンツェ行きの列車に乗り、その際にホームの水飲み場で鍵を使え、というものだった。
しかし、ブチャラティがいくら探しても鍵に合う鍵穴は見つからない。
そうこうしている内に、暗殺チームのプロシュートとペッシがブチャラティを捕捉してしまう。
プロシュート達にこそ気付かなかったものの、すんでのところで鍵の使い所を発見し、ブチャラティ達は無事に列車へと乗り込む。
その様子を見ていたプロシュートたちも後を追って列車に乗り込むのだが、何故かブチャラティ達の姿はどこにもない。
ブチャラティ達は、確かに列車の中にいた。誰も彼らの姿を見つけられないだけだった。
水飲み場で、鍵と同じ形のくぼみを甲羅に持つ亀を見付けたブチャラティは、そこに鍵をはめ込んでみた。すると、驚いたことに亀の「中」に入れるようになった。
その亀もスタンド使いであり、その能力で体内に作り出されたリビングルームは、ブチャラティ達全員が入っても余裕のある快適なものだった。
これで暗殺チームをやり過ごせると考えたブチャラティ達だったが、業を煮やしたプロシュートは、自らのスタンド「ザ・グレイトフル・デッド」で列車内に無差別攻撃を仕掛け始め――。
感想
第五部のスタンドはどれもエグいというか、スタンド使いの殆どがマフィアであるためか、他人に対して容赦ない能力が多い印象を受ける。
その中でも、フーゴの「パープル・ヘイズ」とプロシュートの「ザ・グレイトフル・デッド」は、無差別攻撃が基本ということで、群を抜いている。
プロシュートの方は、体温で対象を絞れるが……攻撃対象を老人にしてしまうという能力の恐ろしさは、ある意味ウィルスによる死よりも恐ろしいかも知れない。
老衰で死んだと思しき若い母親にすがりつく、老人と化した幼児……この姿に嫌悪感を覚えない人間は少ないだろう。
敵との戦闘ばかり注目してしまいそうな本エピソードだが、実は今後を占う重要な伏線も示されている。
今まで、感じが悪いだけのお嬢様然とした態度をとっていたトリッシュが、一転、思いやりがありそうな行動をとっている。
ナランチャに氷を分け与えた件など、当初感じた彼女の印象からは程遠い。しかし、とっさに他人の身を案じられる、あの姿こそが彼女本来の姿なのだろう。
彼女がああいう少女であるからこそ、今後のブチャラティ達の行動にある指針が生まれる訳だが……それはまだ少し先の話か。
今回からED映像が変わったが、曲は変わらず。
作品の雰囲気とあっている曲なので、なんとなく安心してしまった。
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