たこわさ

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メイドインアビス 第7話「不動卿」感想

メイドインアビス Blu-ray BOX 上巻


今回の満足度:5点(5点満点中)
(以下ネタバレ含む)

あらすじ

オーゼンに連れられて、とある遺物が安置された部屋へとやって来たリコ達。
その遺物とは、リコが産まれた時に入れられ、アビスの呪いから護ったと言われる「呪い除けの籠」だった。
しかし、オーゼンは意外な事実を切り出す。これは「呪い除けの籠」ではなく、「死体を入れると再び動き出す箱」なのだと。
昨晩、リコが目撃した怪物も、オーゼンが箱に入れて蘇らせた食材の肉であった。

そして、リコ自身も実際には死産であり、箱の効力で「再び動き出した」存在でしかないと、オーゼンは残酷な事実を告げ――。

感想

オーゼンの不気味さ、恐ろしさを徹底的に描いておいてからの……ツンデレ師匠振りにハートキャッチされそうになってしまった(笑)。

裏があるとは思っていたが、よくある「力試し」とは異なり、実際にリコとレグ(ついでにマルルク)の実力を、底力まで含めて試すとは、スパルタに過ぎるがそれもオーゼンの過保護さの裏返しなのだと考えると、中々微笑ましい――とは流石に言えない過激さだった(苦笑)。

火葬砲を撃たせたのも、いくら出力を絞ろうがレグが行動不能になってしまうことには変わりない、という事実を端的に突きつける為だった訳で、なるほどオーゼンの行動は一事が万事、理に適っていると言えるかもしれない。
リコ達の身を案じるからこその厳しさは、かつてリコの母親を鍛え上げたそれでもあるのだろう。