たこわさ

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僕だけがいない街 第四話「達成」感想

今回の満足度:5点(5点満点中)
(以下ネタバレ)

あらすじ

Xデーが近付く中、悟は雛月の死の運命を回避する為に、なるべく彼女と一緒に過ごすようになっていた。友人達や母・佐知子の協力もあり、全ては順調に運びつつあった。しかし、雛月と一緒に出掛けた科学センターで、悟は不意に「以前の記憶」を思い出してしまう。それは、悟が忘れていた「雛月と科学センターで出会った」という思い出。「忘れてしまているだけで、自分は無意識の内に『以前』と同じ行動をとっているのではないか?」と疑心暗鬼にかられる悟だったが――。

感想

予想できる展開だったとはいえ、あの雛月の笑顔を見てしまったあとでは、実に衝撃的に感じられる。Xデー当日、雛月を家まで送り届けた時点で気を抜いてしまった悟の甘さもあるのだろうが、あの時点で彼がいつものように家の中に届くように「また明日」の声をかけていたとしても運命が変わっていたとは限らず、もっと大きな流れによって雛月が死に至っているであろう事を強く感じさせられた。
――これでただ単に彼女が学校を休んだけだったのなら気が抜ける所だが、悟のモノローグからも彼が「失敗」した事は明らかだろう。
さて、雛月を救えなかった事で今後一体何が起こるのか? OPやEDの映像からは、29歳の悟の出番もまだ終わっていない事が伺える。ここからどうやって「本来の時間軸」へと物語が繋がるのだろうか。