たこわさ

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コンクリート・レボルティオ〜超人幻想〜 第9話「果てしなき家族の果て」感想

今回の満足度:4点(5点満点中)
(以下ネタバレ)

あらすじ

一見するとごく普通の家族にしか見えない畑山家。しかし彼らは、過去の時代においても変わらぬ姿で暮らしているのをたびたび目撃されている「不死の超人一家」ではないかと疑われていた。彼等の正体を突き止め超人として登録しようと考える超人課の面々だったが、同じ頃アメリカから第二次大戦中に捕虜となった「不死の超人」についての情報がもたらされる。
芳村の話によれば「不死の超人一家」は本来7人家族、しかし畑山家は6人しかいない。アメリカで囚われていた超人が畑山家の一員ではないかと考えた超人課は、アメリカが故意に逃がす予定であるその超人が畑山家に接触を試みるのではないかと監視を始める。一方、既に超人課から離反していた爾朗は、超人を「保護」という名の「管理下」におくことを良しとせず、超人課とは異なる目的で一家を監視し始めるが――。

感想

日本人なら殆どの人が知っているであろう「あの一家」をモチーフにした今回のエピソード、私的にはある種のブラックジョーク的なお話だったよう感じましたが、観る人によって大きく印象が変わりそうだな、と。
メインの時間軸でも爾朗が超人課から離反している状態になりました。何らかの事件――超人課や日本にとって不利となるような出来事――があって課長がいなくなり、人吉教授が指揮を執るようになった超人課、一体何があったのやら。まあ、今までの描写からなんとなく予想は付きますが。爾朗の目的、というか信念は今回も語られていたように、「超人」というレッテル貼りをして人類が「彼等」を管理する欺瞞を許容できない、という辺りにあるようですし。