たこわさ

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ルパン三世 第7話「ザッピング・オペレーション」感想

ルパン三世 PART IV オリジナル・サウンドトラック~ITALIANO

ルパン三世 PART IV オリジナル・サウンドトラック~ITALIANO

今回の満足度:4点(5点満点中)
(以下ネタバレ)

あらすじ

MI6の凄腕エージェント・ニクスにはイタリアで共に暮らす妻子があった。MI6の方針で自分の仕事の事を家族には秘密にしているニクスは、妻子の前では少々過保護な普通の父親だった。娘の一人・ブリジットは難しい年ごろなのか、そんな父親に反抗的でありニクスの嬉しい悩みの種の一つだった。
レベッカに憧れるブリジットは、ある日偶然にもレベッカに遭遇し、サインをもらう。その際、レベッカが忘れていった化粧ポーチを渡そうと後を追うが、既に彼女の姿はない。そこへ怪しげな男達が声をかけてきて、言葉巧みにブリジットは連れ出されてしまう。男達はニクスが追っている犯罪組織のメンバーであり、ブリジットは人身売買の為にそのまま拉致されてしまう。
捜査中に娘が拉致された事を知ったニクスは怒りで頭に血が上り、捜査を放り出してブリジットの行方を追い始める。同じ頃、街中で宝石強盗を働いたルパンと次元は、逃亡の足の為に近くに停めてあった車を拝借するが、その車のトランクには拉致されたブリジットが閉じ込められていた。そうとは知らず逃亡を続けるルパン達、拉致犯の車を割り出しそれを追跡するニクス、更には化粧ポーチ=変装道具を取り戻そうとブリジットを探すレベッカも事態に絡み始め――。

感想

暴走親父ニクスの巻。
ニクスが全然優秀に見えない、という感想は以前も書いたと思うが、今回のエピソードを観てようやくその辺りの違和感が拭えた気分。そもそも、ニクスは「有能」であっても「優秀」ではない、むしろ劇薬的な扱いを受けているエージェントだという事が、彼の「暴走」を危惧して「処理」部隊まで準備していた上司の対応からもうかがえる。ただまあ、あまりにもリスクが大きすぎる人材のようにも見受けられるが。
ニクスの娘・ブリジットに関しては……イギリス娘というよりはアメリカ娘のような印象を受けた。*1頭の軽さや発育的な意味で。既にレベッカという小娘枠があるのに、実年齢的な意味も含めた小娘を追加(しかも薄い本的展開になりかける)するあたり、本作のスタッフはロリコンなのかもしれない。不二子の出番が少ないのはそういう理由か(ぉ
次回予告のノリから、もう少し緻密に「ザッピング」という題材を活かした内容になるのかと予測していたが、実際にはただのドタバタコメディで少々脱力。最も、そのドタバタ劇自体が楽しめたので総じて満足度は高めなのだが。

*1:そもそもニクスがイタリア駐在なので、妻子はイタリア人扱いという可能性もあるが。