たこわさ

アニメやゲーム、映画・本などのレビュー・感想・情報を中心にお送りする雑多ブログ。

ガンダムビルドファイターズトライ 第07話「素組みのシモン」感想

前シリーズ視聴済み。
(以下ネタバレ)

あらすじ

実力だけでなく運も味方につけて準々決勝まで勝ち進んだトライファイターズ。次なる対戦相手は、カスタマイズを一切しない「素組み」のガンプラを使用しながらもファイターの操縦技術で強豪を破り勝ち上がってきた常冬中学。新たな強敵との戦いを前に闘志を燃やすセカイ達だったが、試合後、常冬のチームメイト達がトライファイターズの前に現れ意外な行動に――。

感想

「戦いに嘘を持ち込むな」という師匠の言葉に従ったまで、とセカイは言っていましたが、その教えの真の意味を理解し実践出来ているのは間違いなくセカイ自身が曇りなき眼と魂を持つ聡明なファイターである事の証。天然なようでいてその実思慮深く、豪胆なようでいて繊細な機微も(本能的に)理解できるセカイの佇まいは、新世代の熱血主人公のお手本のように思えます。
いい加減、ただの熱血馬鹿の行動が結果オーライになる展開に食傷気味だったので、なおさらセカイが輝いてみます。そりゃあ、フミナも思わず「格好いい」とか攻略進められちゃいますよねw
セカイとシモンのバトルも鳥肌ものでしたね! 何でもかんでも装備くっつけて高機能汎用型に仕上げてあるのに実質的には近接格闘型という外連味溢れるガンダムであるところのデスティニー。原作アニメの糞さと作中での扱いのひどさからあんまり正当な評価を受けていない印象ですが、そのうっ憤を晴らすかのように今回は実に格好良く動いていました! やっぱりモビルスーツが悪いんじゃなくて作品が悪かったんですわなー、としみじみ。
あ、ちなみにフリーダム及びスーフリはもう「ぼくがかんがえたさいきょうがんだむ」にしか見えないウンコガンダムですので、本作でいくら動かしても好感度は上がらないものと思われます!(ぉ
ちなみに、今回「素組み」の状態が「最低限の機体性能」と評されていましたが、前作でセイが世界トップレベルの実力で組み上げたガンプラを駆ってもボロ負けしていた事を考慮するに、実はこの世界ファイターの操縦技術>ガンプラの完成度なんじゃなかろうか、と思ってしまったり。セカイが初めて組んだガンプラSDガンダムですが)で子供達に圧勝していたりミナト相手に善戦していたりした訳ですしね。