たこわさ

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ガンダム Gのレコンギスタ 第5話「敵はキャピタル・アーミィ」感想

(以下ネタバレ)
陽動作戦をとることになったメガファウナ。狙い通りキャピタル・アーミィが襲撃してくるが、新型モビルスーツと謎のパイロット・マスクを擁する敵部隊に苦戦する事になる。アイーダへの「借り」を返すために再びG-セルフで出撃しようとするベルリだったが――。

なし崩し的に海賊部隊の一員として着々と戦果を重ねていくベルリの姿は、一見流されているだけのように見えてその実どこか一本芯の通ったものな訳ですが、その事がいつか彼を追い詰めるのではないかと少々不安もありますね。大局的な視点と情との狭間で選択を迫られる、とか。

今回は、コア・ファイターを分離していたばかりに無駄な労力を費やすばかりか、戦火の中を無防備に飛び回らなければならないという危険まで冒す羽目になっていましたが、この手の「登場人物的には命が懸かっている真剣な場面なのに、視聴者的にはどこかコミカルに映る」シチュエーションと言うのは富野作品に頻出するものですよね。∀ガンダムとかは要所要所でそういった場面が挿入されましたが、その例に倣うといつかこの手のコミカルな場面が凄惨な戦死へと繋がる時が来てしまうのかな、と戦々恐々。
他方、変態仮面、もといマスクにまつわるシーンなんかは全てギャグに見えてしまうのだから恐ろしい。正体は明らかな気がするのですが、彼女でさえ気が付いていない所をみるに、もしかしたら別人と言う可能性も(笑)。
しかし、アイーダはここまで来ても彼氏(というか憧れの人?)の死の責任が自分にある事を全く自覚しないでベルリ一人に憎しみを向けているのだから呆れたものですよね。一体いつになったらヒロインらしい凛とした姿を見せてくれるのやら。それとも、結局最後まで逆恨み女のままで、表向きは「姫様」に相応しい態度を取ってベルリとも和解するけれども、心の奥底では憎悪を育てていて最後の最後でベルリを裏切ってしまう、とかいう展開だったりして。……ありそうで怖い。