たこわさ

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機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ #11「ヒューマン・デブリ」感想

今回の満足度:5点(5点満点中)
(以下ネタバレ)

あらすじ

哨戒任務に出ていた昭弘とタカキが海賊ブルワーズの襲撃を受けた。窮地に立たされた二人だったが、そこへ三日月が整備を終えたバルバトスで駆けつけ、事なきを得る。昭弘達をイサリビに戻らせ、敵部隊に対峙する三日月だったが、異様に装甲の厚い敵モビルスーツを相手に攻めあぐねてしまう。
三日月がてこずっている隙を狙って、敵の増援が帰艦途中の昭弘とタカキに襲い掛かる。多勢に無勢の中奮戦する昭弘だったが、敵の連携攻撃によりタカキの乗ったコックピットを奪われてしまう。タカキを取り戻すべく敵モビルスーツに肉薄する昭弘だったが、その時、敵モビルスーツパイロットが接触回線で昭弘に呼びかけてくる。敵モビルスーツパイロットは、昭弘の生き別れの弟・昌弘だった――。

感想

死亡フラグは三日月によってへし折られても、もう一つのフラグは健在だった模様。昭弘の生き別れの弟が敵として現れるというコテコテの展開は、これまたコテコテの「生き別れの兄弟が敵同士になりながらもお互いを助けようともがくが、力及ばずどちらかが悲劇的な死を迎える」展開を予感させて今から憂鬱な気分になりますが……三日月さん、なんとかして!!(笑)
今回タカキが助かったのだって「鉄華団の団員以外は酷い目に遭うんだぜ?」という制作側の予告にも思えてきました。ブルワーズの少年達は鉄華団が辿ったかもしれないもう一つの姿を描くための生贄のようにも見受けられますし。同じような境遇の彼らですから、うまくすれば鉄華団に加わってくれそうなものですが、今は仲間の復讐に燃えている状態なのでそれも難しそう。岡田麿里さんお得意の欝展開はほどほどにして、人情やら任侠やらのノリを重視してもらいたい所ですが……。
久々登場のギャラルホルン陣営は……マクギリスさんがそのロリコン振りを遺憾なく発揮してましたな(違)。ここ数話でギャラルホルンの成り立ちやら役割やらが語られてきましたが、ここにきてようやく本丸が登場した感。アインは順調に闇落ち中。
そしてブルワーズを仕向けた黒幕がトドだという衝撃の事実(笑)が判明。まあ、笑い事ではないんですが。やはり悪知恵の働く彼を始末せずに逃がした事は、オルガの判断ミスだったんじゃなかろうか……。

モビルスーツ戦の方は短いながらも迫力十分。一見、地味でワンパターンに見えるけれども、作画がしっかりしている分、派手さよりも確かさを感じるというか。しかし、グシオンの武器はハンマーなんですね。無重力下では反作用で機体側が振り回されそうな重量感でしたがw