魔弾の王と戦姫　第1話「戦場の風姫」感想

原作未読。
（以下ネタバレ）
OPやEDの映像からちょっとハーレムものっぽい空気を感じてしまいますが、今のところは正統派ライトファンタジーという感じ。主人公のティグルは等身大の青年ながらも領主らしい気高さや勇気を兼ね備えているし、ヒロインたるエレンも少々エキセントリックな所はあるものの、実に男前な性格なので、昨今の似非ファンタジーにありがちなただ主人公に欲情するだけの淫猥女とは一線を画していて、両者とも好感が持てます。
展開についても、世界設定や主人公と取り巻く状況をクドい位に説明することなく、適度な情報の開示の仕方で興味を惹かれました。
主人公が弓使いで今のところ何か特別な力を持つわけではなく、勇気と技術とで困難を乗り越えていくタイプのように見えるので、やはり昨今の俺Tueee! 主人公とは違って、人並み外れた弓の腕前と度胸はあってもそれ以外は普通の人間という辺りもむしろ新鮮に感じますね。
エレンがちょっと戦闘狂っぽい所がありますが、もしかするとそれを現実的な範囲で修正していくのがティグルの役割なのかも。押しつけがましいそれではなく。今回、嫌がらせをしてきたイケメンの命を救ったようにｗ
敵同士である主人公とヒロインがどのように同じ道を歩む事になるのか、と疑問でしたが、なるほどあの嫌味貴族が原因で祖国を見限る事になるっぽいですね。その辺りの物語の作り方も自然な感じででグッド。