たこわさ

アニメやゲーム、映画・本などのレビュー・感想・情報を中心にお送りする雑多ブログ。

ノラガミ #03「招かれた災厄」感想

原作は概ね既読。原作のネタバレは極力しません。
(以下ネタバレ)
神器・雪音を手に入れた夜トだったが、相変わらずの住所不定・自称「神」のジャージの人振りで全く威厳がない。終いにはひよりに飯をたかる始末だったが、そんな時、天神こと菅原道真からある依頼が舞い込み――。

神器になれる霊は自殺以外の理由で死んでしまった人々――もっと生きていたかった人々。そんな彼らの事を誰よりも気遣うからこそ「死にたい奴は死なせておけばいい」と突き放した夜トでしたが、それでも今生きている人間ならば神器達の前で死なせるわけにはいかないと、結局は人助けをしてしまう所に、夜トという神の無償ではない、理由の伴う「慈悲」が垣間見えます。

基本的に彼岸の住人が主な登場人物という事で、どうしても切なさが漂う本作ですが、その分日常がギャグそのものである夜ト達の生活が癒しになります。特に雪音の思春期BOY振りとそのせいでダメージを受ける夜トの主従コントとか。